８６話 ページ48
ユウリサイド
エ「私はエマ」
『私はユウリ。貴方達は?』
男の子１「テオ」
女の子１「モニカ」
男の子２「ジェイク」
『それじゃ、お互いまたあとで会おう』
鬼が５匹。人は５０人。補充は月１度。狩りは三日に一度。一度の狩りで殺せる人間の数は限られて
いる。そして…そうそう食べられない子供なら奴らだってこぞって食べたがる。
この価値は使える。
エ「死ぬ気はない」
『死ぬわけにもいかない』
でも
エ「『ほっとけない。むざむざ殺させるなんて絶対に嫌だ!!』」
？「――にしてはやけにあっさり別行動を受け入れたじゃん」
エ「それは５人は目立つとかテオの出血…。気持ちとか色々あるけど」
『一番は私たちと一緒にいる危険。あの二体が追って狙うなら私たちの方と思ったからだよ』
？「なるほど、そりゃ確かにその方が賢明かもな」
『だから、貴方も私たちといると危ないよ』
？「るせー。俺はあんたらに死なれちゃ困るんだよ」
要は時間だ。次の音楽が鳴るまで逃げ切ればいい。
『私達、逃げながらやりたいことがあるの』
？「？」
この狩り、鬼側は自身の痕跡を特に隠していない。単に力の差ゆえの余裕か。または居所を探らせる
ことも楽しみの一つなのか。
『とにかくこっちも敵の居所が探れる。判るの』
？「つまり？」
エ「『鬼の近くにいて鬼に気付かずおびえている人たちを鬼より先に見つけて逃がしたい』」
『できることなんてわずかかも、それでも１人でも多く逃がしたい。』
？「ほっとけない？」
エ「『うん』」
？「はー、あんたら相当面倒くさいね」
エ「よく言われる」
『私はエマについてくだけ。面倒くさいから』
人間だって狩りをする。だけど、こんな命を弄ぶような狩りなんて許せない。
？「いいよ。分かった。けど危ないと思ったら俺は無理にでもあんたらを連れて逃げるよ」
鬼から逃がす。１人でも多く殺させはしない。目の前の…手の届く人たちは…必ず守って逃げ切る
ジャアアアアアアン
『終わった…』
「ケガ人はいるか―！？」
「いたらこっちへ!」
テオのけが。
私はテオを探す。
エ「て…」
一人…？
テ「ユウリ、エマ‥‥」
『モニカとジェイクは?』
まさか…
テ「二人とも死んだ…殺された…。俺の所為だ…俺の…」
助けられなかった…
私は壁に背を預けうつむいてた。その近くの階段にエマは膝に顔を埋めながら座っている。
？「落ち込んでの?こんなもんだよ。毎回必ず誰かが死んでいく」
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lkwisterven - ドラゴンさん» いや行かなくても平気だと思う (2019年7月28日 0時) (
レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - アリアドネさん» へえ…僕、５０話いってない気がする‥ (2019年3月5日 22時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
アリアドネ - ドラゴンさん» 今、自分の作品で確認してみたら、話が50ページまで書き終わると自然に続編に続行っていうのが出てくるみたい (2019年3月5日 20時) (レス) id: 7e8b7eb3c5 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - アリアドネさん» やり方わかんないんだよねえ… (2019年3月5日 17時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
アリアドネ - この作品の1の方でちょっとしたの方に続編ってところがない？ (2019年3月5日 16時) (レス) id: 7e8b7eb3c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：厨二病のドラゴン | 作成日時：2019年3月4日 19時
