６５話 ページ27
ユウリサイド
ナ「でも『地球だけど人間の世界じゃない』ってどういうことだ？」
ア「『世界を分けた』って‥‥」
『３０年前に何かが起きて無理やりこうなったと思っていたけど。そもそもこの地にはもう１０００年人間の都市もなかったんだ』
取り決めがされたのが１０００年。それ以前は恐ろしいものだ。私が生まれたのは約束が取り決めら
れてすぐだった。ということは農園ができる前のことで‥‥
今は辞めよう。私は首を横に振る
ギ「１０００年前約束で世界が二つに分けられた…」
エ「ソンジュの話では『道が閉じた』『扉が閉じた』『昔いけた場所に行けなくなった』ってことらしいけど…」
ド「もしそうならここはその切り離された鬼側の世界。今まで俺たちが本で読んで世界だと思ってたのはここじゃなかった‥‥別にあったってわけか」
『だから私たちが最終的に目指すのはこの世界から抜け出すこと』
ア「その方法を恐らくミネルヴァさんが知っている…」
エ「そういう事」
『ミネルヴァさんに会って二つの世界を渡る方法を聞く。そして二年以内に準備・態勢を整えフィルたちを連れに戻る人間の世界へ行く』
正確には連れて行く。
エ「そのためにＢ０６−３２へ向かう」
ド「鬼の居ない世界があったんだな」
鬼の居ない世界‥‥違う。あっちにはヒト型がいる‥‥
ア「思わぬ希望ね」
だけど、今は渋谷と新宿、目黒、品川、世田谷には軍の陣がある。それと壁。あれがある限り人間は
守られる。壁の向こうは[鬼の世界]化け物によって破壊された荒野と廃墟が広がっている。それでも
この子たちを助けたい。
ナ「…でも、そんなすんなりいくかな…」
ギ「確かに、そもそも無理だって言われたんでしょう?行き来はもうできない。それを含めて「約束」だって、連れ出す人数だって少なくはないし、ミネルヴァさんが何か知っているとしてもそうすんなりとは…」
エ「すんなりいくとは思っていないよ。行き来の件もそうだし、まずはこの社会で生き抜かなきゃいけないことにだって変りはない」
『でも、希望に形が見えてきた』
エ「出たとこ勝負で出てきたけど…とにかくそれしかなかったけど道が見えた。」
『誰ひとり死なせない。また皆で暮らす。笑って…一緒に…。』
エ「そのための道が見えたんだ。何だってする。無理でもやる。険しさなんて関係ない。行こう。皆で鬼の居ない世界へ」
『そのためにＢ０６−３２へ』
エ「ミネルヴァさんのもとへ」
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lkwisterven - ドラゴンさん» いや行かなくても平気だと思う (2019年7月28日 0時) (
レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - アリアドネさん» へえ…僕、５０話いってない気がする‥ (2019年3月5日 22時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
アリアドネ - ドラゴンさん» 今、自分の作品で確認してみたら、話が50ページまで書き終わると自然に続編に続行っていうのが出てくるみたい (2019年3月5日 20時) (レス) id: 7e8b7eb3c5 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - アリアドネさん» やり方わかんないんだよねえ… (2019年3月5日 17時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
アリアドネ - この作品の1の方でちょっとしたの方に続編ってところがない？ (2019年3月5日 16時) (レス) id: 7e8b7eb3c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：厨二病のドラゴン | 作成日時：2019年3月4日 19時
