４３話 ページ3
ユウリサイド
『言いたいこと?』
ノ「うんユウリ。僕は明日…」
『逃げる気はない？』
私の問いにノーマンは目を見開いた。
『１０年も一緒にいたんだから分かるよ。』
長生きしすぎたってこともあるだろうけどさ。
ノ「止めないの？」
『ノーマンは頑固じゃん。何言っても無駄って分かるよ』
面倒なことはしない主義なんだよ。
ノ「ねえユウリ。」
『ん？』
ノ「最期に言わせてほしいんだ。」
ノーマンが私を真剣に見つめる。
ノ「僕は君のことが…」
『ノーマン…』
私はベッドから降りた。松葉づえも支えもなしで
ノ「！！ユウリ…足は」
『もう治ってる。秘密だよ〜？』
私は人差し指を唇に当てて微笑みノーマンに抱き着いた。それと同時にダイオプサイドとマラカイト
ペンダントをつける
『来るべき時。これが貴方を導いてくれる。必ず私たちはまた逢える。だから‥‥最期なんて言わないで、また逢えた時、何が言いたかったのか教えて？今ぐらいは‥‥何も知らなかった子供のままでいさせてよ。』
私は涙を隠すように言う。
ノ「ユウリ‥‥。うん。今くらいは、ただの子供として…」
ノーマンは私を抱きしめてくれる。人の温もりをこうやって感じたのはいつ振りだろう。
『ありがとう。ノーマン』
私はノーマンから離れてノーマンの額にキスをする。
ノ「!!?」
『おめでとうノーマン。そして…バイバイ』
私は微笑んだ。
てか、ノーマン顔赤くない?
風邪か?
『そろそろ、寝たほうがいいよ。ママにばれちゃうから』
ノ「う、うん」
ノーマンがいなくなると私は月を見つめた。
『そう。私たちはまた逢いまみえる。それが因果なのだろうね』
月明かりに照らされ鏡に映る私の瞳が怪しく光った。
『明日は‥‥本当に、大変な一日になりそうだ。』
それより‥‥
『ノーマン、何言おうとしたんだろう？』
私のことが‥‥何?
『ノーマンと言えば‥‥糸電話とか持っていきそうだな』
昔、私が作ってエマとレイが暴走する前に解決したやつ。
懐かしいな。
『まあ結局のところ持っていくことはできないんだけどね』
ベッドに入る。窓から外を見ながらあることを思う。
『にしても――か。』
結局のところ、出荷と同じくらい地獄だな。
私もそこに潜入してたこともあるけど‥‥耐えれる人はそんなにいないと思うんだよね。
『他に行ったのって誰だったっけ?』
たくさんいたから誰だったか忘れてしまった。仲良くしてたと思うが…
『まあ、いっか』
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lkwisterven - ドラゴンさん» いや行かなくても平気だと思う (2019年7月28日 0時) (
レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - アリアドネさん» へえ…僕、５０話いってない気がする‥ (2019年3月5日 22時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
アリアドネ - ドラゴンさん» 今、自分の作品で確認してみたら、話が50ページまで書き終わると自然に続編に続行っていうのが出てくるみたい (2019年3月5日 20時) (レス) id: 7e8b7eb3c5 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - アリアドネさん» やり方わかんないんだよねえ… (2019年3月5日 17時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
アリアドネ - この作品の1の方でちょっとしたの方に続編ってところがない？ (2019年3月5日 16時) (レス) id: 7e8b7eb3c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：厨二病のドラゴン | 作成日時：2019年3月4日 19時
