【約ネバ】兄妹

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私たちはお風呂に入っていた。



お風呂から出て、濡れた髪を拭いていると


エ「コニー！！！？

忘れとるがな！」


エマの大きな声が聞こえた。



…コニー？


忘れる？


なにを？


エマの声がする食堂へ行ってみると、エマはもちろん、ギルダやノーマンやレイもいた。


『エマどうしたの…ってそれ、リトルバーニー？』


エ「うん、あの子忘れて行っちゃったみたいなの」





…嘘でしょ……？


いや確かにコニーはちょっと抜けてるとこがあると言うか、おっちょこちょいだが、まさか宝物のリトルバーニーを置いていくとは。



エ「ど……どうしよう…」


ギ「____って、コニーもう行っちゃったよ？」


レ「_______でもないかも。


さっき風呂場の窓から遠く門に灯りがついているのが見えた。

見送りについて行ったママも戻ってきていないし、まだコニーは出発していないんだと思う」



…門に灯りがついてたんだ。


見ておけばよかった。



ノ「届けてやろう」


エ「ノーマン」


ノ「“コニーの気持ちを考えたら早い方がいい”

_____＿だろ？」


エ「うん！」


そう言ってエマとノーマンは門へ向かった。



この時の私は、知りたくなかった現実を2人が見てくることになるとは思いもしなかった。


平和で幸せだった日常が一気に覆されるということも。

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