【約ネバ】兄妹

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レ「は？どういうこと？」



森へ連れてこられた私達は状況を把握することで精一杯だった。


『(どうしてシスターが…？

今まで何もしてこなかったのに)』


シ「みんなと仲良くなりたいの！

鬼ごっこしましょう！！」


見てて清々しいくらいの笑顔だ。



兄弟全員で鬼ごっこ？


…邪魔しにきた？もしくは調べにきた？


いや、私達はみんなレベルの高い鬼ごっこをしてるだけ。

調べても何も出てこないし、邪魔されることもない。


エ「“チャンス”だよね！

敵を知るチャンス！」

ノ「！」

『うん』

レ「ああ、そうだな」



これは“探り合い”


シ「勝負の時間は20分。

私が“鬼”よ、みんな逃げきってね♡」


__________


ノ「これだけ多くの子供を集めたけれど、20分という時間制限つき。

恐らくシスターはまず僕らを探す。

狙いは年長者6人だろうからね。


まずは年長者、そしてその途中で見つけた弟妹を根こそぎ捕まえていく…」




私達はいつか鬼から逃げる時が来るはずだ。


こんなところで捕まるなんて話にならない。


この鬼ごっこ…絶対に負けたくない。

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