【約ネバ】兄妹

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エ「まずいよ、疑われてるってことだよね！？


何かバレて…？」


『いや、どこ子にも反応がないなら私たち年長者を疑うのは当たり前だと思う』


レ「アイの言うとおりだ。

敵の立場で考えてみ。

ビビるこたァねぇ」


ノ「油断は禁物だし、これまで以上に用心はすべきだけど、大丈夫。

何も掴まれていない」


レ「ボロを出すな、出せばママの思う壺だ」




…そう、ボロを出せば私たちに勝ち目はない。



“戦略”_____”観察“、”分析“、”敵の策を読む”。



私が足を引っ張るわけにはいかない…！



レ「_____にしてもウゼェな、これで3日目」


お手伝いの内容は大体３つ。


・食料庫の整理

・予備リネンの点検

・空き部屋の片付け



どうでもいい仕事ばかりだ。


これもママの作戦…？


ド「あーーー、遊びてえ〜〜！！！

ねぇ、なんで俺らだけ！！？」


嘆くドンに苦笑いをした。



…なんか、申し訳ない。



ド「何の罰ゲーム！？

なんか悪いことした？俺達！」


ギ「ドン、ちょっとこっち手貸して」


ド「えー」


ついに痺れを切らしたギルダはドンを引っ張り部屋を出て行く。


『あ、私も行こうか？』


ギ「ううん、大丈夫！ほら早く！」



「「「……」」」


周りは静かになり、4人だけになった。


ノ「やはりアレを何とかしないと脱走は不可能だ」



_______発信器。


エ「でもどうやって…。

あれから体中探したけど、埋められた手術痕なんてどこにもなかったよ」


ノ「服や靴にもね。」



一体どこに、どれくらいの大きさで埋められているんだろう。

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