【約ネバ】兄妹

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ノ「あ、おはよう。レイ、アイ」


食堂へ行くと、すでにノーマンたちがいた。


レ「はよ」


『ノーマンおはよう』



簡単に挨拶をして、私たちも朝ごはんの準備を始める。


私は目の前にあった牛乳が入っているガラスの容器を運ぼうとした。


…が、



レ「これは俺が運ぶからアイはこっち運べ」


『え？』



レイに奪われてしまった。


そして渡されたのは2、3枚のお皿。



『なんで？

私だって持てるよ？』



レ「…そこは“ありがとう”で済ませればいいのに。


ほんっと可愛くねーな、お前って」



呆れたような表情で言うレイ。


可愛くないのは自覚しているが、その言い方はあんまりじゃないか。



『…レイだって、一言余計だから』


レ「あ？」



悔しくて反論すると、レイと睨み合いが始まる。


そこから喧嘩に発展するのだ。



ノ「はい、ストップ。

朝からママに怒られるよ？」



レ「『…。』」



そしてその度に仲介に入ってくれるのはノーマン。


ノーマンがいなかったら、私たちの喧嘩はママに怒られるまで続いていたかもしれない。



『……ノーマンいつもごめん、それとありがとう』


ノ「謝る必要なんかないよ。

それに今のは素直に言えなかったレイが悪いから」


『どういうこと？』


レ「…ノーマンお前ちょっと黙ってろ」

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