残念系美少女幼馴染はマネージャー２【音駒】

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黒「A、ちょっといいか」



「？うん」






黒「…明日の試合……烏野を見ててくれねぇか。俺らじゃなくて、だ」



「！…明日勝てなかったら意味ないんだよ」



黒「お、珍しく弱気だな？」



「…何も出来ずに終わるのだけは嫌なんだ」



黒「……信じろ、俺たちを。俺たちはカラスと戦う。いや、優勝するためにここにいるんだ」



「！……そうだね、うん。分かった」



黒「なぁ、Aは…マネージャーなって良かったって思うか？」



「もちろん」ニッ









1月6日(大会2日目)



虎「え、Aさん烏野の方に行くんすか！？」



「うん、だから負けたら許さない」



「「「「！！」」」」



「あ、やっぱり今のなし！…勝たないと、許さない。頑張れ」



「「「「オッス！！！！！！！」」」」





北「A」



「！信介くん、頑張ってね」



北「…音駒の方行かんのか？」



「あぁ、うん。私信介くんたちの方見ることにしたんだ」



侑「なんやと！？俺らの偵察か！？！」



「げ、侑くん。……あのさ、稲荷崎さんたちは…烏野に『絶対』勝てると思ってる？」



侑「当たり前やん！」



角「俺ら一応優勝候補ね」



「うん、知ってる。だけど…烏野は、強いよ」



北「！」



治「俺らが負けるってこと言っとん？」



「別にそこまでは言ってない！ただ……私は烏野“を”見る。稲荷崎が色んなプレーをした時にどういう風に対応してるのかを、見る」



侑「…俺らやなくて、アイツらを見る言うとんやな？自分。後悔することなるよ、対策出来てないやんって」



「あはは、じゃあ烏野一生懸命応援しよっかな」



ア「それでは続いて…稲荷崎高校の皆さん……と？あなたは、えぇっと」



「音駒高校のマネージャーです」ニコッ



ア「！すごく可愛らしいマネージャーさんですね！！」



侑「すげぇ張り付いた笑みやな…！？」ヒソッ



角「出会った瞬間にチベットスナギツネとか言うだけある」ヒソッ



聞こえてるんだけど！！！！



「今日も音駒が勝つのでみなさん見ててくださいね〜」



…明日のために、私は今日しっかり【見る】

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