ゲームを愛する女子高生、菅原孝支の妹ですが何か？【ハイキュー】 (ページ24)

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カッコイイページ24

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月「僕は純粋に疑問なんですがどうしてそんなに必死にやるんですか？バレーはたかが部活で将来履歴書に「学生時代部活を頑張りました」って書けるくらいの勝ちじゃないんですか？」

兎「ー“ただの部活”ってなんか人の名前っぽいな…」

黒「！おお…タダ・ノブカツ君か…！いや待てちげーよ！たかが部活だよ！」

「ごめん、この人たち頭弱いのかな？」

赤「ほんとごめん」

兎「バレーボール楽しい？」

月「……？……いや…特には…」

兎「それはさへたくそだからじゃない？」

「ﾌﾞﾌｫｯ」

赤「ちょ、A？大丈夫？？」

「だ、大丈夫…ちょっと不意打ちで……」

兎「バレーが“楽しい”と思うようになったのは最近だ。“ストレート”打ちが試合で使い物になる様になってから」

分かる

初めは全然思うようにボールが飛ばなくて悔しくてずっと練習してた

兎「元々得意だったクロス打ちをブロックにガンガン止められてクソ悔しくてストレート練習しまくった。んで次の大会で同じブロック相手に全く触らせずストレート撃ち抜いたった」

あぁ、この人は“凄い”人だ

兎「その一本で『俺の時代キタ！』くらいの気分だったね！！ー“その瞬間”が有るか、無いかだ」

「……」

黒「お？木兎に惚れたりしないでよ、Aチャン？」

「いや、さすがだなと思いまして」

悔しくて、悔しくて…負けたくないから目の前の奴を倒したいからって理由でそこまで練習に打ち込めるやつは…思ったよりも少ない

それをこの人はやり遂げて、今は“5本”に入ってる

兎「まぁそれはあくまで俺の話だし誰にだってそれが当て嵌まるワケじゃねぇだろうよ。お前の言う“たかが部活”ってのも俺は分かんねぇけど間違ってはねぇと思う。

ーただもしもその瞬間が来たら。それがお前がバレーにハマる瞬間だ」

ほんっと…何かに全力な人はカッコイイな