猫の群れは勝利を求む【音駒】

開戦 ページ7

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〜1月5日〜




【繋げ】




そのたった2文字に、どれだけの重みがあるのだろう



「おはよ、研磨」



研「…おはよ。Aもクロみたいにはやく行かなくてよかったの？」



「いーのいーの、クロにも一人の時間くらいいるでしょ」



研「…おれには？」



「研磨は一人にすると迷子になるからダメ〜」



研「えー……」



「楽しみだね、研磨」



研「……」



「私と研磨は好みが似てる。だから、お互い翔陽という“迷子”にあの時惹かれた。あの時は、まだ…翔陽は“金棒”だったけど、今はどうかなぁ」



研「“もう一回”が無い試合」



「ふっふ…まず、今日を勝ち上がらないとね」








シーーーーーーーーーーーーーンッ



「…静かすぎ。緊張してんの？」



黒「よくこの雰囲気で口開けたなお前…」



「だって嫌じゃん！…リエーフ、猛虎！！来い！」



「「？？」」



ギュッ「「「「ｴｯｯｯｯｯ」」」」



「代表決定戦では君たち、ちょっとエンジンかかるまでに時間かかったから…今回は初っ端からかけていきなよ」



リ「！……おす！！！！てかAさん相変わらずちっさ」



「試合前に殴られたいの？」



山「…………」



犬「ああああああああ！！山本さんが昇天してる！？」



「なんでだよ()



…まぁ、さ。緊張するのもわかるけど……楽しもうよ。結果がどうなっても、このメンバーで出来るのはもうこれが最後。緊張して楽しまなかったら損にしかなんないじゃん！！」ニッ



猫「うむうむ」ニコニコ



黒「っ…し！！！お前ら、行くぞ！！！！！！！」



「「「「おう！！！！！！！！！！」」」」

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