３年二人目の烏野マネ！ (ページ27)

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26話ページ27

大地side

田「もう試合終わったんだからいいじゃないスか。」

月「てか、さっきから気になってたんだけど、なんで青城のジャージ着てるの？」

そうだ
さっきの試合までは、烏野のジャージを着ていた

しかも明らかにサイズが大きい

まあAが青城のジャージを持ってる訳ないか

てことは誰かに借りたのか？

何のために？

貴「これ？
　私、たまに青城で手伝いするんだけど、その時はいつも着てるんだ。
　って言っても徹のだから大きいし、今日は徹が居なかったからほとんど着てないけどね。」

月「そう。」

及｢勝手に使ってよかったのに。」

貴「それはさすがに悪いかなって」

及「次からはそうしてくれて構わないからね！」

「でももうそろそろインハイだから、練習見ちゃあ悪いし辞めよっかな？」

及「えーっ！
　でも、それだとしても負けないもんね！」

貴「ハイハイ‥‥

　それじゃあまた明日ね！」

ざっざっざ‥‥

及「あっ!」

及川が戻ってきた

及「そんなにノロノロしてると‥‥

　 Aのこと、ウチが取っちゃうよ？」

Aには聞こえない位の、でも俺たちには十分聞き取れる位の声で言った

及「Aはウチの皆と仲いいしね！」

確かに青城の奴らと楽しそうに話をしていた

日「‥‥レッ、レシーブなら練習するっ」

‥日向それはいいが、月島のジャージ引っ張るのは辞めたれ
また怒られんぞ

月「!!?おい放せ！」

いわんこっちゃない

及「レシーブは一朝一夕で上達するもんじゃないよ。
　主将(キャプテン)君は分かってると思うけどね。」

「‥‥‥｣

貴「徹ー、何してんの～？」

及「今行く－！」

ざっざっざ

及「大会まで、もう時間は無い。
　どうするのか楽しみにしてるね。」

影「‥き、気にしないで下さい。
　あの人ああやって引っかき回すの好きなだけなんです。」

影山はそう言ったけど

貴「何話してたの？」

及「ん～秘密！」

貴「何それ！」

そう言って些細な事で笑い合っているAの顔は、普段俺達には見せないモノに思えた

「‥‥ふふっ｣
日｢主将(キャプテン)！？」

田「大地さん!?」

「‥確かにインターハイ予選までの時間は無い‥‥けどもうそろそろ戻ってくる頃なんだ」

田「あっ」

日「‥‥?何がですか？」

「烏野の“守護神”」