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story85 ページ36

梓さんが作った料理を運んで、食べ終わったお皿を片付けると同時にテーブルを拭き、次はデザートの注文を聞いて。

そんなくっそ忙しい時間も14時を過ぎるとだんだん穏やかになってきた。

カウンター内に入り、さっき下げた食器を食洗機にかける。梓さんに声を掛けられ、いつの間にかオムライスを注文していたらしいコナンくんに出来たてのオムライスを届けた。





「今日すごい混んでたね」

「ね、こんなに混むとは」





スプーンに掬ったオムライスをぱくりと頬張ってコナンくんは言った。めっちゃ美味しそうに食べるねきみ。

しかもカウンター越しにバターの匂いがほのかに香ってくる。もう美味しそうに見えないわけがない。

ただでさえこっちはお腹が減っているというのに。お昼休憩が恋しいぜ、これが拷問か。





「Aちゃん、遅くなっちゃったけど休憩どうぞ!」

「ありがとうございます!」





お、なんというタイミング!

世界よ見よ!これが神の言葉だ!!!


エプロンを外して軽く畳み、裏へと歩みを進める。


と、





「永瀬さん」





静かな声でコナンくんに呼びめられた。


また少し、違和感。





「なに?」

「ちょっと僕、永瀬さんとお話がしたいんだけど……」

「また後でじゃダメ?」





今無理かなぁ?と可愛らしく首を傾げるコナンくんに、早くご飯が食べたいんじゃと応戦。

この戦いは、





「お客さんもいないですし、ここで食べてもいいんじゃないですか?」





という梓さんの言葉で無事、コナンくんの勝ちとなりました。





________





「はい、オムライスです」




そういって目の前に置かれたのはオムライス。

コナンくんがおいしそうに食べるので、私もオムライスを作ってもらった。ありがとう梓さん。梓さんはいいお嫁さんになれるよ。

卵が半熟でもう……卵から香るバターの匂いは、実際罪と言えるでしょう。

スプーンで卵に傷をつけて割ると、トロリと開く卵。それをうっとりと見つめる私を見つめるのは、そうやっぱりコナンくん。





「それでね、お話のことなんだけど」





そう話し始めたコナンくんの、ちょっと鋭い目付きが怖い。なんかこの目の前のオムライスみたいに、私も今から捕食されそう。

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韓国海苔(プロフ) - 東雲さん» そんな言葉を頂けるとは、嬉しいの極みです……!!近いうちに更新しますね( ´艸`) (2020年5月13日 23時) (レス) id: f33eb6585f (このIDを非表示/違反報告)
東雲(プロフ) - 本編の続き待ってます! (2020年5月12日 12時) (レス) id: 69e2a17ecb (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 楽しみにしています! (2020年4月30日 11時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
韓国海苔(プロフ) - うたプリ大好き?さん» コメントありがとうございます!ずみまぜん更新遅くて……そうですよね金曜更新とか言っておきながら、みたいなところありますもんね……ということで宣言通り金曜日に更新させていただきます! (2020年4月30日 11時) (レス) id: f33eb6585f (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2020年4月30日 3時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:韓国海苔 | 作成日時:2017年11月5日 1時

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