私一般人なんで、めんどくさいし関わらないでください。番外編 【名探偵コナン】

ゲーム ページ6

毛利探偵事務所にて。


「また，僕の勝ちですね」


フッと鼻で笑いドヤ顔でこちらを見てきた安室さん。すぐそばには，つけっぱなしのテレビ。…さっきコナン君が，僕ちょっとトイレ〜とか言ってトイレに行ったけど，もう１５分は経過しているのですが。……長くね？

ごほん。話がそれるとはこういうことです。

仕切り直して。

……説明しよう！午後３時までの忙しい時間帯のバイトを終えた私は，コナン君に誘われていたため毛利探偵事務所にお邪魔することに。ピンポンしドアを開けると，なぜかそこにいる安室さん。そ！し！て！トイレ中のコナン君をおいて突然謎に始まったゲーーーム！！

それは。

声優さん当てゲームゥゥウウウ！！

皆さんも気づいたことがあるであろう。

そう例えば。自分の大好きなアニメAに出てくる大好きなキャラの声が自分の大好きなアニメBに出てきた人と同じ声だ！と

まあその名の通りのゲームというわけですね，はい。


「その顔，殴ってもいいですか」
「それは負けを認める，ということですね？」


ニヤリ，またも殴りたくなるような素晴らしいイケメンならではの笑顔を安室さんは見せてくる。ちなみに，その笑顔にはデザートに添えるミントのように嫌味が添えてあります。


「………」


私が無言で安室さんを睨んでいるとドアががちゃっと開いて，コナン君登場。そして，勝ち誇った表情の安室さんと今だ睨み続ける私を交互に見て，呆れたように口を開いた。


「二人とも，何してるの？」

「ゲームですよ」
「そ。声優さんあてゲーム」


そう，これが意外に難しいというね。
あ，まってまってまって絶対この声聞いたことあるのに……！あああ思い出せないぃぃいいい。と，めっちゃくちゃモヤモヤするやつです。思い出した時のあのすっきり感ね，好きなのよ私。




「まあ僕が勝ったけどね(ﾄﾞﾔｧ」

「いやまだ認めてないけど」


「いや僕はどっちでもいいよ(どうでもいいよ)......」

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