【日常組】能力者が戦争してる世界にトリップした件について。【らっだぁ運営】

38話 ページ42

「A！起きて！！」

ぺいんとさんの大声で叩き起こされる

うるさ、、、


「早く準備して、！
何かね、西都の能力者が攻めてきてる」

は、？


着替えて外に出るとやばい事になっている

西都の紋章をつけた能力者が
東都の能力者と争っている

見たところランクは7.8？くらいだ


『何でこんな事に』

「この事は俺が説明してあげる。」

声の方を振り返るとらっだぁさん達が
立っていた

ぎゃーーー


「首相からの命令でね、東都を潰せ、と。
大人しく東都を渡すなら争いはやめよう。」

はーーー？？？？ふざけんなおら←


「らっだぁ！何でこんな事を！」

ぺいんとさんが叫ぶ


「悪いけど、俺にも守りたいものがあるから」

そう静かに言い放つ



らっだぁさんが水の柱を作り
こっちに向けて放ってくる

『危ね！！』

間一髪で避ける


「隙だらけだよ！！」

後ろにいたレウクラウドさんに殴られる

『っ、、！』

「危ない！」

少し先に吹っ飛ばされ
トラゾーさんに受け止められる


「この！！」

死神さんが死者を召喚する


「んなの効かないわ！」

ばどきょーさんが一発殴ると
死者が消えてしまう


「っ！」

クロノアさんがコンタミさんに
絶対零度を当てる

「残念」

コンタミさんがそれを避け
クロノアさんを闇で飲み込もうとする

間一髪で避けることができたが
飲み込まれたらやばい


「クロノアさん！、、この野郎！」

トラゾーさんが叫んで
竜巻を生み出して緑色さんの方へ放つ


「、、バーカ。」

竜巻を避けてニヤリと笑い
爆弾を生み出してこちらに投げてくる



『くっ、、、危な！！』

爆発するギリギリで避ける



「ほら、もう諦めなよ。」

らっだぁさんが光のない目で笑う
その手には剣が握られている


『嫌、です！
私は、、、救うって決めたから。』

らっだぁさんの腕を掴み叫ぶ


「お前に！！
、、、俺たちは救えないよ。」


私の手を振りほどき強い口調で言う

その声はもう何もかも諦めているようで、

何処か泣きそうなその顔を見ると、
こっちまで苦しくなってきて、


『そんなことない、
きっと、救える！

西都の皆さんも、貴方達も、、！
だから争うのはやめましょう、、？』

そう叫ぶとなぜか泣いてしまった


日常組の皆も、運営組も
辛そうな顔でこっちを見ている



「無理なんだよ、、もう、」

らっだぁさんが涙声で呟く

その姿は恐ろしさなんて微塵も感じない
ただの一人の人間だ。

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