24話 ページ26
家に戻り手続きやら何やらを終えて就寝
リビングで手当てをしている皆の姿を見て
胸が痛くなった
治癒を使ったとしても回復を早めるだけで
完治させるわけではない
上級の能力なら完治も可能なのだろうが、、、
私のせいで。
ふとそう考えてしまった
優しい彼らはそんなこと
微塵も思っていないだろうけど、、
けど、彼らは私を庇って、気にしてくれて
そのせいで怪我をした
ほんと
『情けないなぁ、、。』
いつか、1日でも早く
皆守り抜けるようになりたい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
らっだあ side
『ただいまぁ。』
「あ、お帰り。」
基地で留守番をしていたレウさんが言う
「帰ってたんだね、お帰り。」
二階にいたコンちゃんも俺達の帰宅に気づき
下に降りてきてくれる
今日は二人共機嫌が良いのかニコニコしている
これがずっと続けば良いのに。
「帰ったのね。、、少し来なさい。」
ほら、きた
西都の首相の桃華、、、、
コイツがきた瞬間皆の顔つきが変わる
顔を真っ青にしている者、
噴りの表情を見せる者、、
俺はただ、いつもの笑顔を浮かべ
他四人を庇うように前に立つ
恐ろしいほどの真顔のソイツに連れられ
別の部屋に入っていく
「何で殺さなかったの？」
部屋に入った途端口を開く
あぁ、結構ご立腹のようだ
めんどくさ、、
俺が口を開かず黙っているとアイツは能力の
鎖を作り出しそれで思い切り殴ってくる
この女は自分の気に入らないことがあると
それを力でねじ伏せようとする
鎖がまるで生き物のように俺に巻きつき
そこから強い電撃が流れる
『、、、、っ、』
もう慣れたと思っていたけど
そうでもなく小さな呻き声が漏れる
鎖が離されると同時に床に膝をつく
意外と体力も魔力も消耗しているようで
立っていられなかった
「アンタ達は私の道具なのよ。
黙って言うことだけ聞いてれば良いの。」
そんな言葉に頷くでも首を振るでもなく
ただ黙って聞き流す
その態度が気に食わないのか
強く蹴り飛ばされる
口内でも切ったのか鉄の様な味に顔を顰める
そんな俺の様子に満足しつつ
何度も、何度も、力を振るう
数十分程経っただろうか
「アンタはただの道具なの。
逆らおうなんて思わないことね。」
そう言い残して部屋から出て行く
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匿名 - こちらの作品の2話あたりの部分をある漫画で見たことがあるのですが…。パクリなら早めに消した方がいいかと思います。 (2019年1月15日 1時) (
レス) id: d7b158b17b (このIDを非表示/違反報告)
死霊(プロフ) - ＹねぎＹさん» ありがとうございます！ (2018年12月26日 11時) (レス) id: 5abc3a78ce (このIDを非表示/違反報告)
ＹねぎＹ - すごい好きです！頑張ってください！ (2018年12月25日 16時) (レス) id: 5c318f5528 (このIDを非表示/違反報告)
死霊(プロフ) - nana☆さん» ありがとうございます！非公開にしたままでした、、ご指摘ありがとうございました！ (2018年12月24日 12時) (レス) id: 5abc3a78ce (このIDを非表示/違反報告)
nana☆(プロフ) - あ、37でした！すみません汗 (2018年12月24日 12時) (レス) id: 28de7e7cc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：死霊 | 作成日時：2018年12月16日 9時
