【日常組】能力者が戦争してる世界にトリップした件について。【らっだぁ運営】

17話 ページ19

死神side


『クロノアさん、まだ起きてる、、？』

Aちゃんが寝たのを見計らい
クロノアさんの部屋に行く


そこには僕の他にトラゾーさんやぺいんとさんも来ていた

「やっぱり死神くんもきた。」

ぺいんとさんが眠そうな顔をしながら言う


『、、、Aちゃんのことですよね。」

「そうだね。」

僕が言うとみんなも頷く


「明日から仕事再開か、、」

トラゾーさんが呟く


『大丈夫かな、、、」

正直不安だ

あの子を信じていないわけではないが
ここに来たばかりで戦うのは危険だ

あの子を傷つけるわけには行かない


今まで、争いに巻き込まれ消えていった命を
僕らは何度も見てきた

それに


「西都、、、運営組の動きも激しくなってる
今のところは何もしてこないけどな。」

ぺいんとさんが真面目な顔で言う

ぺいんとさんは運営組リーダーの人と
仲が良かったから色々思うこともあるんだろう


「北都のモンスターも全く減らないどころか
どんどん増えているし。」

トラゾーさんも深くため息をつく


「この世界を救うためにも
Aには頑張ってもらわないとね。」

クロノアさんが悲しそうに呟く


あの子には出来るだけ綺麗なままで
生きていて欲しかってけど

それは無理みたいだね
、、、ごめんね


『、、、そうですね。

あの子は僕らが守り抜きましょう。絶対。」


あの子はきっと世界を、皆を救ってくれるはず

だから僕らは君を守るよ。

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