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ーコンコンッ
「風磨おぼっちゃま、夕食のご用意ができました」
夕食の時間になり私は風磨を呼びに部屋のドアをノックした。
返事はしてくれなかったけど風磨は部屋から出てきて夕食が用意されているリビングへ足を運んだ。
風磨「別にお前に言われたから来たわけじゃねーからな。」
「はい、わかってます」
私はニッコリ笑ってみせた
風磨「いや、全然わかってねーじゃん」
ブツブツと文句を言いながらも夕食を済ませた風磨おぼっちゃまはそのままバスルームへ向かったようだ
ばーや「Aさん、なんとか風磨おぼっちゃまとお話できたようですね」
ずっと私と風磨の事を心配してくれていたばーやがコソッと話しかけてくれた
「はい!ばーやのおかげです!仲良くなるにはまだまだ時間がかかりそうですが」
私は苦笑いをしながら言った
ばーや「そうだ!Aさん、明日から風磨おぼっちゃまと同じ学校に通われるんですね」
「あ、はい!そうみたいです!」
ばーや「こないだ採寸した制服、先ほどAさんの部屋に置いておきました」
「ありがとうございます!あとで着てみます!」
私は明日から風磨のいる中学へ通う事になった
新しい学校は少し緊張するけどとても楽しみだった
こうやってちゃんと学校に通えるのも菊池家のおかげだなぁ...
感謝しなくちゃ。
私にできる事なんて、ちっぽけな事しかないけど…
それでも精一杯頑張ろうと思った。
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作者名:PEACH | 作成日時:2019年4月14日 5時