45 ページ45
朝、目が覚めると私を抱き締めたままスースーと寝息をたてる彼が隣にいた。
「あ...私寝ちゃったんだ...」
それにしても健人さん爆睡だな…可愛い...笑
彼を起こさないようにベッドから出た私はシャワーを浴びてから朝ご飯の支度をした。
「健人さん！起きてください！」
『ん〜...あ、A...おはよ...』
「朝ご飯作ったんで先にシャワー浴びてきて下さい。」
『え？！朝ご飯？！』
二度寝しそうだった彼は朝ご飯とゆう言葉に反応して急に目をキラキラさせた。
シャワーを済ませた彼は、とても嬉しそうに『いただきます！』と言って私の作ったご飯を口いっぱいに頬張っていた。
『やばい！めっちゃうまい！！！』
「ふふっ。良かった。笑」
『なんか俺たち夫婦みたいだね。笑』
「...いつか本当の夫婦になれるといいですね」
『...え？...今なんて？』
彼は口が開いたまま、固まっていた。
「私、いつか健人さんのお嫁さんになりたいです」
『...えっ！！？』
「そんな驚きます？笑」
『いや、だってAがそんな事言うの初めてだから...』
「そうでしたっけ？これ言うの2回目ですけど」
『え？！そうだっけ？！』
「幼稚園の時に言ってたんでしょ？私、健人くんのお嫁さんになるって。笑」
『そうゆうことか。笑』
「あの...こないだの返事なんですけど...」
『待って！！！俺から言わせて！！！』
そう言って彼はテーブルにお箸を置き深呼吸をすると、真剣な表情で私を見つめた。
『Aが好きです。俺と付き合って下さい。』
「私も健人さんが好きです。よろしくお願いします。」
『うわ...俺たち付き合ったの？嬉しくて泣きそうなんだけど』
「ふふっ、ちゃんと今日から『健人』って呼ぶね？」
『もう幸せすぎて死にそう...』
「なに言ってるの？笑 早くご飯食べて仕事いくよ？」
私がそう言うと、彼は半泣きで朝ご飯を噛み締めていた。笑
『よし、行こっか！』
私達は出社の準備を済まし玄関へ向かった
「あ、健人ネクタイ曲がってるよ？なおしてあげる！」
『え、もう何そのセリフ。A、俺のことキュン死させる気？笑』
「は？さっきから何言ってるの？笑」
笑いながら彼のネクタイをなおすと、彼は私の顎をクイッと持ち上げて唇にキスを落とした
「ちょ...///」
『ふふっ、ほら行くよ？』
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 123人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「菊池風磨」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
PEACH(プロフ) - Mさん» ありがとうございます！とても嬉しくて励みになります。ご期待に添えるよう更新頑張りますね！ (2018年8月31日 6時) (
レス) id: c9dd77ba58 (このIDを非表示/違反報告)
M - こんばんは。久しぶりにハマる小説に出会いました。読む度に次が気になって気になって仕方がないです。お忙しいとは思いますが、更新頑張ってくださいね。待ってます。 (2018年8月31日 4時) (レス) id: b5553bf880 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：PEACH | 作成日時：2018年8月1日 9時
