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翌朝、私はカーテンの隙間から差し込む日差しで目が覚めた
「んっ...もうこんな時間か」
まだ重たい瞼をこすりながら時計をみると、針は昼の12時を指していた
今日は久々の休日
特に予定もない
とゆうか最近忙しくて疲れていたので、わざと予定を入れなかった
「今日は家でゆっくりしようかな…」
私はソファーにダラっと寝そべり、昨日の事を思い出していた
いま健人さんの気持ちをきちんと聞いたうえで、私も真剣に彼のことを考えてみることにした
とはいえ、私はまだ彼のことをほとんど知らない
そういえば、初めて出会った時に彼が私の事を知っていたのも結局なぜなのか聞けてなかったな...
それから元カノがモデルのマリナさんだったってゆうのも少し厄介だ。マリナさんは今も彼のことが好きみたいだし
正直なところ2人がキスしてるのを見た時、私はショックで心臓が張り裂けそうになったのも事実
私、あの人のこと好きなのかなぁ…
そんな事を考えているとテーブルの下に転がっていた携帯のバイブが鳴った
光る液晶画面を覗くと、風磨くんからの着信だった
「はい、もしもし」
『あ、A?今大丈夫?』
「うん、大丈夫だよ。どうしたの?」
『A、今日仕事?』
「今日は休みだよ。いま起きたとこだし。笑」
『あ、だからそんな声なのね。笑』
「ごめんね、おっさんみたいな声で。笑」
『なら良かった。また泣いてるのかと思ったから。笑』
「心配かけてごめん。もう大丈夫だから。」
『中島と仲直りでもした?』
「うん、まぁ...そんなとこかな。」
『そっか.....』
「風磨くん?」
『あ、明日の撮影よろしくな!』
「こちらこそ!風磨くんの撮影すごく楽しみにしてる!」
『Aの企画だし、いつもの100倍気合い入ってる。笑』
「ふふっ。モデル風磨くんにして本当に良かった。」
『ご期待に添えるよう頑張ります!じゃ、また明日な〜』
「うん!また明日ね〜」
風磨くんは『バイビ〜』と言って電話を切った
ん?てか電話の用件はなんだったのかな?
ただ普通に明日よろしく〜!みたいな電話だったのかな?
まぁいいや。
私は再びソファーにダラっと腰かけた
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PEACH(プロフ) - Mさん» ありがとうございます!とても嬉しくて励みになります。ご期待に添えるよう更新頑張りますね! (2018年8月31日 6時) (レス) id: c9dd77ba58 (このIDを非表示/違反報告)
M - こんばんは。久しぶりにハマる小説に出会いました。読む度に次が気になって気になって仕方がないです。お忙しいとは思いますが、更新頑張ってくださいね。待ってます。 (2018年8月31日 4時) (レス) id: b5553bf880 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:PEACH | 作成日時:2018年8月1日 9時