夏のアルタイル

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ｼﾞﾘｼﾞﾘｼﾞﾘｼﾞﾘ...









「ん〜....」







カーテンの隙間から差し込むギラギラとした日差し







ジリジリとうるさい蝉の鳴き声








二度寝するにも寝れなくて









夏のせいなのか








貴方の体温のせいなのか









私は少し汗ばんでいて









「あつい。起きるから離して？」









もちろん返事はなくて









気持ち良さそうな寝息だけが聞こえる









貴方は私の背中にピタリとくっついて離れない









私の体を優しく抱き締める貴方の手を









解こうにも解けなくて









そんな貴方が愛おしいくてたまらなくなる









結局私はあなたの腕の中で二度寝をした

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