＊ ページ12
.
「えっ？」
まさか、まさか？
顔が熱を持つ。
目の前には、不敵な笑みを浮かべる安田くん。
安「この話、俺と、Aちゃんの事やと思っていい？」
待って、待って、待って！
心の準備！！
情けないくらい、現実の私は恋に対する免疫はないの！
全ては幻想で、夢幻で、あくまで私の希望的観測で。
叶うことのない夢だと思ってたから。
こんなの想定外で………
安「はい、この続きはAちゃんの番。
………やんな？」
照れを含んだ笑顔でニコニコ待ってる言葉は、ついさっきスクリーンに映し出されたシーン。
伝える事はないと思っていた言葉。
「………安田くん」
安「はい。」
深呼吸をひとつ。
「誕生日おめでとう。
………ずっと、好きでした。」
今日、9月11日は彼の誕生日。
このお話は、私と彼の物語。
安「じゃあ………」
安田くんが、一歩私に詰め寄る。
安「この続きは俺が作っていってもいい？」
なに？
そう思った時には、唇に懐かしい感触。
ちゅ。と可愛い音と一緒に離れたのは、安田くんの唇。
目の前には、色気を漂わせた男の目。
安「こんな展開はどぉ？」
私の小説なんかより、
安田くんとの日々の方が、甘くて、刺激的になりそう。
.
fin.
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亜季(プロフ) - 斬新な構成で、弄ばれちゃいました！細かい描写ひとつひとつ、素敵でした！ (2016年9月13日 23時) (
レス) id: ed28be1a45 (このIDを非表示/違反報告)
くみみ(プロフ) - はじめまして。偶然に見つけたステキなお話でした(^^)たしかに途中ちょっとわからなくなって、何度も戻りました笑ラストはスッキリ消化できましたよ(^ ^)他の作品も読ませていただきますね。おつかれさまでした^ ^ (2016年9月13日 22時) (レス) id: 72d70e2bcd (このIDを非表示/違反報告)
まきこ(プロフ) - 難しい設定を、わかりやすく仕上げられるぎみっくさん、さすがすぎます！やっぱりぎみっくさんの描く安田くんは私をキュンとさせてくれます(*^^*)俺の記憶とそっくりな部分がある、、(ちょっと違ったらごめんなさい)のとこが1番好きでした！！ (2016年9月13日 22時) (レス) id: 74ea9cac51 (このIDを非表示/違反報告)
toyo(プロフ) - 初コメ、失礼致します。いつも楽しく読ませて頂いてました。お話、一瞬混乱しかけましたが、すぐに分かりましたよ！きゅんきゅんさせて頂きました♪ありがとうございます！！ (2016年9月13日 22時) (レス) id: 4c214d9f74 (このIDを非表示/違反報告)
凜歌。(プロフ) - 最初のところ、少し難しく感じました、(笑) いつもぎみっくさんの安田愛がとても伝わります！ 次も楽しみにしています、！ (2016年9月13日 19時) (レス) id: 24d7096896 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぎみっく
| 作成日時：2016年9月11日 0時
