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文化祭当日。朝早くから教室の最後の飾り付けを仕上げて、いつもと違う雰囲気の中での朝のホームルーム。それが終われば店番と自由行動班に分かれてみんなが動き出す。
数日前のお昼休み。
隆平は先生に駆り出されていて、章ちゃんと２人で隆平の帰りを待っていた。
昼間はアコギで一人で歌うねん。
章ちゃんはそう言ってた。
軽音部は体育館で昼から夜までずっと順番に演奏をしているらしい。
隆平は昼間は自分のクラスの店番。
夜の部で隆平と章ちゃんのバンドは演奏するって言ってた。
安「俺、昼の１３時からやから。えっと、Aちゃんの時間が空いてたらさ、聴きに来てほしいなぁ………って。
いや、ホンマはめっちゃ来てほしいねんけどな。うん。
もし来れたら、来れるんやったら、来て？
絶対見つけるから！」
誘ってくれたのに、行かないわけない。
どんな風に演奏してるのか、ちゃんと聴いてみたいし。
私のクラスの方の当番は朝イチ担当して、後は自由行動。その時間はちょうど友達が店番でどうしようかと考えていた時間。他の子に気を遣わせずに一人で見に行ける。
友達と回る文化祭は、本当にいつもと違って楽しくて、あっという間に時間が過ぎていく。
気付けばもう１２時４５分。
店番のある友達とは別れ、私はステージのある体育館に向かった。
体育館の中には既にある程度の人が入っていた。
そしてところどころで聞こえてくる章ちゃんの名前。
そんな声を聞くだけで、章ちゃんの持つ別の世界を感じる。
そしてアナウンスが入り、歓声の中ステージ上にに章ちゃんの姿が現れた。歓声の大半を占める黄色い声は、学校の中だというのにまるでアイドルかのような扱いだ。
ステージには章ちゃん１人。
章ちゃんはギター１本だけ持って、小さく置かれたマイクの前の椅子に腰かける。
声援に答えるように、いつもの明るく咲く笑顔で客席に手を振っていく姿は、ちょっとだけ私の知らない章ちゃん。
きっと、いろんな子に聴きに来てなって言ってたんだ。
そこで会場をさっと見渡していく章ちゃんと目が合った、ように思う。
けど、気のせいだったのかな。
その視線は客席全体を泳いだ後、そっと伏せられて口元だけを微笑ませてギターの音が響き始めた。
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あやかん戦隊(プロフ) - あんまりeightがわかんないですが。もうドキドキシっぱなし。なんか毎日の楽しみになってます！ (2015年6月11日 23時) (
レス) id: 0cb7aa7970 (このIDを非表示/違反報告)
ぎみっく(プロフ) - みみみさん» ヤスは天使すぎても黒すぎても本当のヤスの良さが出せないので表現に悩むところがあるんですけど、みみみさんの言って下さったように表現が出来てて嬉しいです(*´艸`*)ありがとうございますー♪ (2015年6月11日 7時) (レス) id: 79b5d20ad6 (このIDを非表示/違反報告)
ぎみっく(プロフ) - アキさん» そーだったんですー♪誰にでも優しいわけじゃなくて、好きな子は自分のものにしたいと思ってるってのを言わせたかったんです(*>ω<)bヤスのシーンは鮮明に浮かぶので書くの楽しいんです☆ (2015年6月11日 7時) (レス) id: 79b5d20ad6 (このIDを非表示/違反報告)
ぎみっく(プロフ) - 金糸雀ぷーさんさん» 私もはげましの言葉にキュンとしてます(*´艸`*) (2015年6月11日 7時) (レス) id: 79b5d20ad6 (このIDを非表示/違反報告)
みみみ - リアル学生です！すっかり恋愛から遠ざかりつつある女子大生になってしまっています。笑 やすくんの告白シーン、器用すぎず、それでも真っ直ぐな想いが伝わってきてきゅんきゅんでした(*^^*) 今後も楽しみにしていまーすっ♪ (2015年6月11日 0時) (レス) id: 1395511613 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぎみっく
| 作成日時：2015年5月14日 18時
