五十五 ページ6
前回までのあらすじ︰切原赤也に冷たくされて傷ついたので風にあたりに外に出た。、
(風……吹いてないし……)
(おまけに暑い!部屋の方が快適な気が……)
(あ、でも星が綺麗)
(もうちょっとだけ、ここにいようかな)
テニスコートまで続く道の途中にある小さなベンチに腰掛ける。
(なんか、悲しいな。前までは、冷たくされるくらい普通だし、何ともなかったのに)
(最近優しくされすぎたのかな。美奈やみう、それからテニス部のみんなにも)
(そういえば、クラスのみんなと馴染めたのも、今年が初めてだったな)
(……そうだよ。Aさんったら友達が増えて大変幸せな1年ですね。はいはい幸せ幸せ。全然悲しくないですよ)
(もういいや。そろそろ戻ろう。よっこい、)
ゴスッ
(ん?ゴスッ??)
「痛っ」
Aは声がした方をぱっと見る。
「おいおい無言か?人にぶつかったらまず謝るもんだろぃ。……あ、南か」
(丸井さんに頭突きしちゃった恥ずかし……)
Aは申し訳なさそうな顔で丸井にぺこりと頭を下げる。
「こんなところで何してんだよぃ。自己啓発?」
『違いますよ笑』
慌ててポケットからスマホを取り出して文字を打った。
「ははーん。さては何か悩み事があるんだろぃ?丸井様が直々に聞いてやる!」
口調はふざけているが、どうやら本当に相談に乗ってくれるようだ。
Aはポカン、と口を開ける。
(丸井さん……意外と面倒見がいい人なのかな?赤い髪を見て、チャラそうだと思って、ごめんなさい)
心の中で謝っておいた。
「どうした?跡部様にでも振られたのかよぃ?」
『跡部さんのことは全然好きじゃないですよ』
『あ、違うんですlikeで、loveじゃないんです』
慌てて付け足した。
「ふーん。じゃあなんだ?夜ご飯の出来についてか?なぜか妙に甘くて不味かったサラダは白川作だって皆分かってるから大丈夫だぜぃ!」
『それも違います』
思わず苦笑いする。
『実は…』
ーーーーーーーーーーーーーー
ブンちゃんは弟が二人いて
結構面倒見がいいんですよね。
実は丸井くんのことは最初はあんまり好きじゃなかったんですが、
木手&丸井ペアの試合を見てから一気に好きになりました!
新テニはいつだって激アツです。
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愛美(プロフ) - 続き楽しみにしてます。頑張ってください! (2018年6月3日 18時) (レス) id: dde960ea55 (このIDを非表示/違反報告)
梓香 - 零子さん» 嬉しいです!忙しくて更新が滞ってしまいました……ごめんなさい(><) (2017年8月13日 15時) (レス) id: 439d3357d8 (このIDを非表示/違反報告)
零子 - とても面白いです。私も声帯の病気で声が出ないんです。なので、こういう作品をみると少し嬉しくなります。更新頑張ってください! (2017年5月16日 21時) (レス) id: 7dbd32ccfb (このIDを非表示/違反報告)
梓香 - みーさん» 三度目のコメント!嬉しいです!更新がどうしても不定期になってしまいますが、更新できるときにがんばります。本当にありがとうございます!(*^^*) (2017年3月29日 0時) (レス) id: 488adc3570 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 更新嬉しいです!私も赤也好きなんで、是非2人には仲良しになってほしいです!!更新頑張ってください。毎日読み返して待っています!(笑) (2017年3月28日 18時) (レス) id: 881899edec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梓香 | 作成日時:2017年1月22日 13時