君と僕の6ヶ月［赤×緑］

計画 ページ14

俺の計画ではアニキから心配するLINEが来て、電話もかかってきて

そんで仕方なく帰ったろうと思ったんに、、



何時間経ってもアニキから連絡来んくて


公園のベンチにずっと居って、ケータイ握りしめながら真っ暗な画面に映る自分みたら情けなくなって

どうしてこんなことになってもうたんやろうって

そこで、やっと気づいてん

遅いよなぁ
俺でも思うよ、遅いって



ぜーんぶあっくん
あ、アニキな

アニキに任せてもうててんやって


そしたら涙が出てきてもうて
深夜2時くらいかな

ど深夜に公園で中学生が泣いてるんやで

しかも、ほら、俺童顔やしチビやから余計小さく見えたんやろうな



警察に通報されたらしく、そのまま警察署まで連れて行かれて

ほんまに情けなくなって
ご両親のお名前は？って聞かれても全部無視


で、急に「とも！」ってあっくんの声がして

無事に署から出たところで俺逃げ出してん



あっくんに捕まらない必死で逃げて、たまたま出会ったのがりゅーせーとのんちゃん

泣きまくって顔がパンパンに腫れてた俺をアジトまで連れて行ってくれて


なんも事情言わん俺に、なんも聞かずにこの家借りてくれてん

ほとんど使うてないねんけどな



あとは前に言った通り
軽いノリで姫ポジになって、たまに絡まれて、いつも2人が助けてくれて


2人には感謝してもしきれない



高校はバイトでどうにか行っとるよ

ダンスしてるって言うのは嘘
きっちり10時まで働いてるんよ
大阪の方が時給高いからな





「なんでその話俺にしてくれたん？」


と聞くと俯く神ちゃん




「実はな、、東京に帰ることになってん」



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