*chapter2 信頼できる人 ページ6
J.
昨日ともがこの家にきた
また新しい家族が増えたんや
ルミエールに来ればほんまもんの家族
やって親父とちゃんとした養子縁組をするから
俺らは兄弟として学校に通ってるけど、親父とほんまに血が繋がってるのは俺だけ
ま、学校のやつらは俺ら兄弟は血が繋がってないこと知ってるけどな
でも親父がこの家に来るのは月1回あるかないか
卒業式と入学式だけは律儀に出てるらしい
知らんけど
他のやつらは照史と崇裕に任せておれはともを起こしにいく
昨日は夕飯も食べてくれたけどお風呂はどうしても入れへんかった
できないことは少しずつ治していけばいい
コンコンッ
淳「とも?入るで」
中に入ればくまが酷いともがおった
淳「もしかして寝れんかった?」
コクッと頷いたともに申し訳ない気持ちでいっぱいになる
気付いとけばよかったな
淳「ごめんな、今日は一緒に寝よっか」
まだまだ無機質なこの部屋で急に1人で寝ろって言われてもできない子がいるのは分かってたはず
照史と流星もそうやったし
望がすんなり寝れたから気にするの忘れてた
と、俺が脳内反省会を開いてるとともが泣きそうに
淳「あー、ごめんごめん。ともはなんも悪ないで。慣れれば大丈夫やから
みんな揃ってると思うからリビング行こ」
まだ話すことは難しいんかな
でも昨日自己紹介してくれとったし、ちょっとずつ心開いてくれればええよ
ここルミエールがともにとって一番安心できる場所になりますように
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作者名:Tomo_yui | 作成日時:2020年5月20日 2時