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Ta.




なんて強がったのはいいが本当は少し、ほんの少しだけ怖い


数値悪なっとんは自分でもわかるし、ここで運動制限されてもうたら大会に出れへんやん
俺らがメインの初公式大会なんに

最近入ってきた後輩らにも示しつかんし



『中間さーん。中間崇裕さーん、4番にお入りください』

横「淳太お前も入るか」

淳「俺も詳しく知っときたいから。ええ?」



まぁここまで来て隠すこともないから頷く



忠「よっ、久しぶり」

崇「お久しぶりです」

忠「そっちは?」

横「淳太。こいつのお兄ちゃん的な」

淳「ま、そんな感じです」



喘息の検査って辛いねん

わざと喘息起こさせるようなやつやから


忠「はい。今日は終わり。ヨコ手続きするやろ、崇裕はそのまんま病室な」


え、なんも検査せんで終わった
どうせ後でやられるんやろうけど




淳「大丈夫なん」

崇「久しぶりやけど、まぁ慣れとるから大丈夫やで」

淳「今日はもう帰るわ、照史たち心配しとるやろうし」

崇「あいつらには大丈夫やって言っといて」

淳「おん、、じゃあな」



無機質な部屋に独りなんてもう慣れとるはずなんにこう10年も「家族」を知ってまうとあかんねんか





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作者名:Tomo_yui | 作成日時:2020年5月20日 2時

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