*chapter3 苦悩 ページ16
A.
本当に突然やった
先輩の最後の集大成の大会、俺らがメインの初めての大会
その2つがあと1ヶ月後、2ヶ月後に控えている
1週間の休みでなまってた体が感覚を取り戻してきて、新1年生も入部してきた
ありがたいことに俺は部長に任命された
うちらのエースが崇裕なのは変わりないんやけどね。
2年は2グループに分かれて部長の俺はグラウンドで1年生と体力づくりのランニング
まだ5月なんに体力お化けって呼ばれてるらしい。崇裕が言うとった。あいつはほわほわしとるから後輩に好かれやすいねん
別に嫉妬ちゃうから!
エースの崇裕は3年に混ざってゲーム練
正直ゲーム練のが好きやけど交代制やじから仕方ない。明日はゲーム練やしね
そんで何が突然やったかというと
龍「照史!大変や!崇裕倒れてん!」
照「は?」
龍「やから!崇裕が発作!」
同輩の龍太が知らせに来てくれたんやけど心当たりがなさすぎる
崇裕って発作があるような病気持ってたっけ
持ってたら部活できんやろうし
とりあえず保健室に向かうと練習着のままベットの上に座る崇裕がおった
照「発作ってどうしてん」
崇「ごめんなぁ、俺喘息持ちやねん」
照「でも…」
崇「小児喘息やったから小学生の時に治った思うたんやけどな。久しぶりでびっくりしただけやから
もう大丈夫やで。練習戻りーや」
照「帰るん?」
崇「おん、さすがに帰るわ」
俺ここで崇裕の悲しそうな寂しそうな笑顔に気づけんかってん
あと少しだけ俺にも人の心をくみ取ることができたらよかったんかな
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作者名:Tomo_yui | 作成日時:2020年5月20日 2時