義勇の幼馴染み【肆】

伊黒さんの… ページ37

ヒュン…！ヒュン
「くっ…何て早いの…ッ」
夜明けまでまだまだ長い夜。悲鳴嶋さんと不死川さん…義勇に…甘露寺さん…伊黒さん…みんな、無惨に立ち向かってる中
蜜璃「あがっ！？」ザシュッ
「…！？甘露寺さん」
不味い…甘露寺さんの頬に血しぶきが舞う
伊黒「！？甘露寺」
急いで伊黒さんは甘露寺さんを抱えて裏路地の安全な場所に運んだ
「伊黒さん…！」
伊黒「！？何故、清水まで行くんだッ」
辛そうな顔をする伊黒さん。
「…ッだって、貴方も辛そうでしょ？…甘露寺さん、こっからは私たちに任せて貴方は手当てでも
蜜璃「わ、私まだ…やれるよ…ッ今度は…足を引っ張らないから…ッ」…もうこれ以上私達も貴方も…苦しめてほしくないのッ」
伊黒「…手当てを頼むぞ」
伊黒の顔を見ると
「…！？い、伊黒さん…包帯取れかけ
伊黒「…清水。分かってるだろうな」えぇ…」
ダダダッとダッシュする伊黒さんと私

蜜璃「待って…2人共…待って！！嫌だ、嫌だよ！！2人共死なないで！？！？伊黒さぁぁぁん！Aちゃぁぁぁぁん！？！？(泣」
と叫ぶ甘露寺さん。

伊黒さんが包帯を外した
「…ッ伊黒さん、その口…まさか…
伊黒「…ッ嗚呼。俺も…昔…"鬼に生贄として扱われた…深い…傷"だ」…酷い…だから口元に包帯を…」

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