扱いの違い ページ34
祐「…で、何の用だ。」
とりあえず針をとりあげて、落ち着いた口調で聞く。
貴「あ、うん。」
何気こいつもコロッと変わりやがった。
貴「あのね、ルッスの手当てしてあげたいんだけど、手当ての仕方がよくわから
なくて…。」
祐「状況は分かった……何故針？」
貴「ルッスが痛そうにしてたから…麻酔掛けてあげようと思って…。」
祐「えっと……お前は何をしようとした？」
そういった瞬間蹴りが飛んできて、さらに直撃したのは言うまでもなかった。
―――
…一通り、スクアーロに教えてもらったAが応急処置をした。
うん。まだ微妙だが初めてにしては、なかなかいい出来だと思う。
貴「よーっし!!ルッスがお菓子作れなくなっちゃったからこれからは私が作るね
!!!甘さ控えめにして兄さんにも食べてもらおうっと♪」
そっちか。ってか俺を殴った後は湿布だけか。
どうせならガーゼとか付けてテープとかでとめてほしかった。
祐「お前が作った奴なら嫌がらせなほど甘くしても粘れば食うんじゃないか？」
マ「そういえば、Aが台所に立つところ、見たことないね。」
べ「しししっ、王子も手伝お―か？」
ベルのその言葉に、Aは声を張り上げた。(俺のように殴らないのか…)
貴「駄目!!!私が一人で作る!!分からないところは………ggrks!!!」
あぁ、駄目だ。ザンザスといろんなものが混ざってる…。不安だな。
貴「大丈夫!!このまえテレビ見てた時にやってたのをちょっと見て、少し分かっ
てるから!!まっかせて!!」
そういって台所に向かおうとしたものの…
ス「…ここはホテルだぞぉ…。」
でした。
マ「帰ってから期待させてもらうよ。」
貴「…、うん、帰ってからね!!まずくても食べてよ？？」
自信満々に言うんじゃない。
―――
今は消灯時間。
やっぱり俺は寝れない。
俺は夜行性になったんじゃないかとも思った。
そんな中、俺はリボーンに電話をかけた。
祐「…あぁ、俺だ。今日の争奪戦は…素直に、意外な結末だったな。」
リ「あぁ。まぁツナの部下だからな。」
祐「…あぁ。」
リ「お前は本当にそっちにいるままでいいんだな？」
祐「構わない。」
リ「リング争奪戦が終わったら…お前はどうするつもりだ？」
祐「そうだな……俺がこっちに居る意味もないし、出て行く約束をしたからな…
世界中を駆け巡る殺し屋にでもなるか…。」
リ「お前がそういうこと言うとか…気持ち悪いな。」
祐「悪かったな。」
―続。会話―
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革ベルト
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作者名：シェルロッタ | 作成日時：2012年5月14日 20時
