電話の相手 ページ15
次の日、スクアーロがいなかった。
どうやら作戦は決行されたようだった。
さて、と……。
貴「ねぇ!!『その時』っていつくるの!?聞いてる!!??ユーキ!!!」
そう、ロビーに居ると言うのに聞いてくる、このシツコイ餓鬼(A)。
身長小さいくせにAが腕を掴み揺らすと体ごとぐらぐらと揺れる。
マ「A、落ち着きなよ…、」
そういってフォローをしてくれるが、結局はAがマーモンを睨み、解決(
？)して、結局俺が質問攻めの嵐。
ベルとかルッスーリアとか、マーモンとか、レヴィとか……いる人全員に視線で
SOSを送ったが、無駄だった。
祐「んー…そろそろ？」
そう答えると回し蹴りが飛んできた。
貴「ちゃんと答えてよ!!!」
祐「だからしらねぇって。」
そう答えれば拳が飛んできた。
これじゃあまるで(一種の)いじめだ。心の中でそうつぶやくがその言葉が
Aに届くはずもなく、どうしようもない時間を過ごしていた。
その時、マナーモードにしていたケータイがポケットからなりだした。
俺は出るから、と言い訳をしてロビーを飛び出した。ラッキー。
―――
私はロビーに残っていかにも不機嫌そうに顔をしかめていた。
ル「ま、まぁ…そうだ、Aちゃん、アップルパイ食べるかしら♪」
貴「アップルパイ…？ルッス姉が作ったの？だったら食べる!!」
そういって早く上機嫌になるが、その時の事とユーキの電話相手がだれなのかが
気になった。
貴「あ…ちょっとトイレ行ってからにする。出しておいてー!!」
そういってロビーを飛び出していった。
―――
あ、いたいた…♪
祐「だからって……テレビ電話ってふざけんな。」
？「ハハハ…(汗」
？「それにしても、元気そうなのな♪」
？「いきなり仕事をやめるから何してるかと思えば…!!!!」
祐「怒るなよ。仮主犯。」
多分、会話的にもテレビ電話…だと思う。
でも日本語だからよくわからない。
少しは学習した。でも実際に聞くのは初めてだ。
祐「あぁ…久しぶりだな、恭也。Aとはどうだ？」←嫌がらせだね。
え…？今私の名前出てこなかった？
？「祐樹…次会った時かみ殺すから。」
祐「遠慮しておく。」
そう話しているユーキの顔は…
―――――――見たこともないくらい輝いていた。
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作者名：シェルロッタ | 作成日時：2012年5月14日 20時
