第十八話 ページ20
炭治郎さん、凄く怒ってる
もっと自分を大切にしろって
大切にできないなら俺が大切にするって
言ってくれてる
優しいよなぁ
って思ったら、泣いてる…?
なんて優しい人なんだろう
私なんかのために泣いてくれるなんて
勝手に涙が出てくる
「いま離したら本当に消えてしまいそうだから…
もう少しこのままがいい…なんて、嫌だよな」
嫌じゃない!
私ももう少しだけでもいいからこのままでいたい
そう思う内にも
私の体は欲に忠実で
炭治郎さんの体に腕を回していた
「嫌じゃない、です…」
うわぁぁぁぁぁ
なんてこと言ってんだ
でもこれで私が炭治郎さんの事が好きだってこと
わかった
どうせ叶わぬ恋だけど
少しだけでも、この時間を長く過ごしたい、なんて
どこまで我儘なんだろうなぁ、私
なんか、こんなに心地いい音と匂いのする人に抱えられてたら
瞼が重くなってきた…
だ、めだ…抗えない…
気付くと、私は夢の中に入り込んでいた
85人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
翡翠 - 続き楽しみにしてます!これからも無理しない程度に更新頑張って下さい! (2020年4月21日 20時) (レス) id: 040119bf1f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しゅばぼん | 作成日時:2020年4月19日 17時