第十七話 ページ19
「確かに！俺は！怒ってる！
自分を大切にしてこなかったAと、それに気付いてやれなかった俺に！
Aが愛されたいなら俺が一生愛する！もういいって言っても絶対やめない！
Aが自分を大切にできないなら、俺が大切にする！一生だ！
だから、だから…もう自分のことが嫌いだなんて、言わないでくれ…っ」
泣いてる…？
俺、泣いてるのか…？
「どうして、炭治郎さんが泣くんですか…」
「Aから、強い負の感情のにおいがしてたんだけど
いきなり少し触れたら折れてしまいそうな儚くて脆いにおいになって…
俺の側からいなくなってしまうんじゃないかって、思って…
もう、大事な人が俺の側からいなくなるのを、見たくないんだ」
薄々気付いてはいたけど
俺、Aの事が好きなんだ
だからこんなにも放って置けなくなる
自覚したら凄く恥ずかしくなってきたぞ
お、おれ、Aの事、抱いてるし…
「ごめん、なさい。私、ちょっと気が動転しちゃって…」
Aは俺のこと好きじゃないもんな
好きじゃない野郎なんかに抱かれたくないよな
でも、いま離したら、
「いま離したら本当に消えてしまいそうだから…
もう少しこのままがいい…なんて、嫌だよな」
そう言って俺が腕の力を弱めたとき
Aは俺の体に急いで腕を回して
「嫌じゃない、です…」
って。
かわいすぎる
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翡翠 - 続き楽しみにしてます！これからも無理しない程度に更新頑張って下さい！ (2020年4月21日 20時) (
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作者名：しゅばぼん | 作成日時：2020年4月19日 17時
