第九話 ページ11
さぁ、そろそろ寝ようかと
寝台に入った頃、善逸が
「なぁ炭治郎、Aちゃんのこと、なんか聞いてる?」
と俺に聞いてきた
尚、伊之助はまだ落ち込んでいて静かに寝ている
昼間、善逸と一緒に一生懸命励ましたんだけどな…
「Aのこと?いや、聞いてないけど。どうしたんだ?」
「いや、お前らが訓練してるときに話したんだけど
自分の話になったらすごく嫌そうな音をさせてたから…」
確かに
初めて会った日も不安そうな匂いをさせてたな
「そうか、何か嫌なことがあったのかもしれないな
善逸は優しいんだな、わかってたけど。明日、聞いてみよう」
「いや聞くのは止せよ」
「でも聞かないとわからないし…
話すことで心の蟠りがなくなることだってあるかもしれないだろ?」
「そーかい、俺は聞かねえからな。一人で聞けよ」
「?あぁ。それじゃあおやすみ」
「ん、おやすみー」
Aもきっと過去に何か辛いことがあったんだ
話したくないかもしれないけど
一人で抱え込むのはもっとダメだ
俺は長男だから話を聞いてやらないと!
禰豆子、兄ちゃん頑張るぞ!
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翡翠 - 続き楽しみにしてます!これからも無理しない程度に更新頑張って下さい! (2020年4月21日 20時) (レス) id: 040119bf1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゅばぼん | 作成日時:2020年4月19日 17時