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『お茶入れるから、ちょっと待ってて』
母を自宅に招待した
本当はお父さんも来たかったみたいだけど、大事な会議があるからと断念したらしい
家に呼びたい人がいるんですがとマネージャーに聞いた時、男か？とニヤニヤされた
違うのに、揶揄われた事に少しドキッとした
「体調はどう？平気かしら」
『うん、すごく良い』
ツアー中少しも体調を崩さなかったんだよと誇らしげに言った
自分にとっては結構自慢できる事で、すごいじゃないと褒めてくれる母に嬉しくなって鼻が高くなる
久しぶりに家族とまったりできてとても幸せだ
.
「相変わらず、お花でいっぱいだこと」
『家みたいでしょ？』
「ほんと…あら、あの花束は？」
ほとんどが壁やポットに飾ってある中、一つだけわざわざ花瓶に挿してある花がある事に気づいた母は不思議そうに指指した
あー…と、どう説明したらいいか分からなくて、とりあえず貰い物だと言った
「この方はきっとAの事が好きだから渡したのよ」
母もまた、花に詳しかった
あっさりそう言った母に呆然とする
私はあんなに悩んだと言うのに…
『やっぱりそう思う？』
「えぇ勿論、逆にそうとしか思えないけれど」
『う、うーん…』
確かに、しょっちゅう花をプレゼントする人ならまだしもあの時初めて渡したのだから、何らかの意味があって渡したのかな…
個人的なプレゼントはいくつか貰った事があるけれど、それはお土産などが大半で
ガラスの花瓶に挿した3本の薔薇と霞草の花束を見て暫く唸った
「A、昔から薔薇の花束を貰うのが夢だって言ってたじゃない」
『えっ、そんな事言ったっけ？』
童話に出てくる抱えきれない程の薔薇の花束を持った王子様に憧れて、お父さんと3人で薔薇庭園に出掛けたじゃない、と懐かしそうに言った
私はあまりに幼い頃の思い出すぎて、すっかり忘れていた
薔薇の花の色や本数によって花言葉が変わるという事が素敵だと、昔から思っていた
薔薇は特別な花だと思っていた
「嬉しそうね」
小さい頃憧れていた薔薇の花束
3本の可愛らしい薔薇の花束を貰えた事が、今になってとても嬉しく感じた
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ﾔﾊﾊ。(プロフ) - ホログラムさん» コメントありがとうございます！わぁぁそれは嬉し過ぎます…！！応えられる様に頑張ります！！ (2020年2月9日 17時) (
レス) id: db030d05bf (このIDを非表示/違反報告)
ホログラム(プロフ) - 毎日更新楽しみにしてます！！本当にドキドキきゅんきゅんしながら読んでます！これからも応援してます！！ (2020年2月9日 13時) (レス) id: ba4ebdeb9b (このIDを非表示/違反報告)
ﾔﾊﾊ。(プロフ) - 李紗さん» コメントありがとうございます！生活の一部だなんて…嬉し過ぎて空飛んじゃいます()カメさん更新にならない様に頑張ります！！ (2020年2月3日 8時) (レス) id: db030d05bf (このIDを非表示/違反報告)
李紗(プロフ) - この作品めっちゃ好きで、いつも更新を心待ちにしています。まじ生活の一部、支えです(続きが読みた過ぎて)リノとホシの進み具合もだし、メンバーにどうばれちゃうのとか凄く楽しみです！更新頑張って下さい！！ (2020年2月3日 0時) (レス) id: 8206f9b903 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾔﾊﾊ。 | 作成日時：2020年1月22日 16時
