*SOS 4 ページ42
JS said
Aに会えない生活も今日で丸2週間が経つ
僕達が行けない代わりに他の女性スタッフさん達がAの様子を見に行ってくれていて、Aは日に日に良くなってきているみたい
Aに早く会いたい
良く頑張ったねって言って抱きしめてあげたい
あんな事が起きたせいで、僕達ですら怖がってしまうかもしれないけれど…
こんな酷くボロボロになってしまったAに僕達は何をしてあげるのが1番良いんだろう
.
「お前ら、今から行くぞ」
午後5時、いきなりマネヒョンの車に乗せられてどこか病院らしき所に向かう僕達
皆何となく分かってたのかどこに行くかは誰も聞かなかった
到着した時に建物を見た僕達は大人しかった
「くれぐれも羽目外すんじゃねぇぞ」
「…行ってこい」
スンチョルがゆっくり扉を開ける
その先には、
窓の方をぼんやり見つめるAがいた
窓が少し開いてるからAの綺麗な髪が靡いて、本物の天使かと思ってしばらく見惚れてしまった
そして僕達に気づいたAは振り返ると、
一瞬驚いていつものように微笑んだ
言葉は発しなかったけれど、
Aはただいまって言ってるような気がした
やっと会えたね
おかえり、A
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作者名:ミントまん | 作成日時:2019年9月16日 7時