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中也の言葉に殺せんせーはとりあえず距離を置き、今は危険だと判断するとその場から逃げようとした。

が_____

中也「手前はもう逃げられねえって事だ。」

殺せんせー「!?」

ズドンッ!と云う音と共に殺せんせーは地面へと叩き付けられたかと思えば身体を起こすことが出来なかった。

殺せんせー「こ、これは...」

太宰「異能力、と云う言葉を知ってるかい?」

殺せんせー「異能力...き、聞いた事はありますが...」

太宰「中也の異能力は触れた対象の重力のベクトルと強さを操る。だから今の貴方は重力によって動けないのだよ。」

殺せんせー「な、成程...あの時のナイフも、烏間先生を、飛び込えたのも、重力を使ってたのですね...」

太宰「ご名答だよ殺せんせー。」

すると中也も地面に着地し、その手には対殺せんせー用ナイフが握られていた。

中也「本当は期末テストが終わったら手前を殺すつもりだったが、ちょっと気が変わってな。」

太宰「ふふ、楽しみだな〜中也の可愛い姿が見れるの。」

中也「手前なぁ...嗚呼、そういや手前は月に1回脱皮できるんだってな。だがその脱皮も今月は使っちまってるから脱皮して脱出は出来ねえ。」

殺せんせー「にゅぅ...(汗)」

中也「手前の最大の弱点もとっくに調べ済だ。」

中也はそう云って手に持っていたナイフを重力で浮かせた。

中也「手前の最大の弱点はそのネクタイの下。そこに刺せば手前は消滅する。」

中也は重力を器用に使い殺せんせーを仰向けにさせ、ネクタイの中心にナイフを移動させ突き立てた。

中也「じゃあな蛸。彼奴等の期末テストを見守れなくて残念だったな。」

中也は重力で殺せんせーへナイフを刺そうとした瞬間だった。

?「中原さん!」

中也「!?」

中也は突然の声に一瞬集中力が乱れると異能力が解除され、殺せんせーはすぐに中也と距離を置き体制を整えた。

太宰「何で君達が居るわけ?」

そこにはE組の生徒全員と烏間、イリーナが居ると渚が自分のスマホを見せた。

渚「律が僕等に知らせてくれたんです。」

律「はい。太宰先生に何処か違和感を感じたのでこっそり太宰先生のスマホに入らせてもらいました。そして先程のやり取り等を聞いて皆さんに知らせたんです。」

太宰「いつの間に...でも、これって違反になるんじゃないのかい?私と中也は今暗殺をしてるのだよ?なのに君達はその暗殺を邪魔した。それって許される事なのかい?」

・→←第3章_旧双黒の暗殺


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芥敦


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作者名:迷ヰ猫 | 作成日時:2019年9月29日 19時

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