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参拾捌 ページ43

そういえば私も良く色んな女性に恨み買われてたなぁ〜←

フョードル「ならば、もし仮に貴方に恨みを持つ組織がAの存在や貴方との関係を知り、それを利用しようとした場合、貴方には絶対にAを守れると云う自信はあるのですか?」

中也「勿論だ。俺も其処まで馬鹿じゃねえ。Aを守れる自信があるからこそAとの結婚を認めてもらいたいんだ。」

フョードル「....流石はポートマフィアの幹部と云う事ですか。となると、敵と交戦になろうとその命は落ちる事がないと言う事ですかね?」

中也「俺は途中で死ぬ程やわじゃ((バンッ!

突然の銃声

個室だろうと騒ぎになりかねない

まあ、店自体貸し切ってるけどね←

中也「手前のその行動はちょっと予想外だったぜ。」

中也の掌には一発の弾丸、フョードルの手には煙の出た拳銃。

しかもその銃口はパンケーキを食べていたAちゃんに向けられていた。

「フェージャお兄様が私を中也お兄ちゃんの隣に座らせたのはこの事だったんだね。フェージャお兄様の隣だったらこのテーブルの大きさと幅を考えたら身を乗り出そうとも時間が足りない。中也お兄ちゃんの異能力を使っても此処には銃弾を防げる物はない。第一、フェージャお兄様が私を本気で撃とうとは思ってない。中也お兄ちゃんなら絶対助けてくれるって信じて撃ったんだよね?」

フョードル「流石ぼくの妹ですね。中原中也にはAを守れる力がある、そう信じて撃ちました。」

太宰「魔人はやる事が違うね。で、君は認めるんだろ?」

フョードル「ええ。中原中也...中原君の方が良いですね。Aの事を、よろしくお願いします。」

フョードルはそう云って頭を下げた。あの魔人が頭を下げるのは意外だと思ったが...

中也「嗚呼。絶対にAを幸せにしてやるよ。」

「私も中也お兄ちゃんと結婚したら中也お兄ちゃんの事支えて生きていくからね!!あ、でも私が大人になる迄浮気したら駄目だからね?」

中也「俺がそんな事する訳ねえだろ?それとAも気を付けろよ。特に太宰みたいな男はな。」

太宰「おや、私が横取りすると思ってるのかい?」

中也「さあ?どうだろうな。」

「大丈夫大丈夫。私は中也お兄ちゃん一途だもん。勿論フェージャお兄様の事もずっとずっと好きだからね。」

フョードル「それを聞いて安心しました。」

「へへ。」

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作者名:迷ヰ猫 | 作成日時:2019年7月16日 1時

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