参拾壱 ページ34
中也Side
俺とAは水族館を出ると空は既に夕焼けの色をしていた。
「中也お兄ちゃんの髪と同じ空だね。私この夕焼け空好き。」
中也「嬉しい事云ってくれるじゃねえか。よし、今日はAの好きなもん作ってやるからな。」
「やった！メアリーの料理も好きだけど中也お兄ちゃんの料理も美味しいから好き！」
中也「ははは、そうか。よし、じゃあ帰るか。」
「うん！」
俺はAを抱き上げるとポートマフィアの捜査の目をAの指示で掻い潜り、メアリーの待つ路地裏に辿り着いた。
メアリー「お帰りなさいませ。水族館は楽しかったですか？」
「楽しかったよ！イルカショーとか鮫凄かった！」
メアリー「それは良かったですね。では隠れ家に移動致しましょう。異能力、「無限空間」。」
メアリーが異能力を発動させると空間に大きな穴が開き、俺とAはその穴の中に入ると其処は俺とAが遊んでいる部屋の中だった。
「メアリーの異能力は本当に便利だね。此処なら誰にも見つからないもん！」
メアリー「そう云ってもらえるととても嬉しいです。中原様、冷蔵庫に先程材料を補充しておきましたのでお好きにお使い下さい。」
中也「おう、ありがとうな。」
「ちなみに何作ってくれるの？」
中也「そうだな...ハンバーグステーキにするか。ちゃんとチーズが入ったな。」
「やった！中也お兄ちゃん大好き！！」
Aは嬉しそうに俺に抱きつくと何時もの様に頭を撫でてあげた。
「美味しぃ〜」
Aは俺の作ったハンバーグを美味しそうに食べていると頬にソースが付いてるのに気づいた。
中也「ほら付いてるぞ。」
ペロっとAの頬に付いたソースを舐めてやるとAは顔を赤くさせた。
「も、もう中也お兄ちゃん！メアリーの前でやめてよ！！は、恥ずかしいから...」
メアリー「あらA様。私は気にしてませんよ。若いって羨ましいですね。」
中也「なあ、手前本当に何歳なんだよ。」
メアリー「それはご想像にお任せしますわ。」
同い年にしか見えねえが....
ちなみにAは顔を赤くしたまま食べるのを再開させ、俺はそれを心の写真に収めた。
云っとくが俺は首領と違ってそっちの趣味はない。←
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキー異能力
罪と罰
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 243人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
電車でうたた寝して目が覚めたら檸檬(爆弾)が足元に転がってきた件 【文スト】転生したらお姉ちゃんポジションにいたのだがこの子達怖い
ポートマフィアの愛されちゃん、四年ぶりに横浜へ生還する【ボツ作品】もっと見る
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：迷ヰ猫 | 作成日時：2019年7月16日 1時
