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「雨……」
雨なのに彼女はいた。沙夜によく合う素敵な傘を差して。
「こんにちは」
「あ…やぁ」
「散歩？」
「うん、そんなところだよ。」
すっかり散歩の道になってしまったよ、ここの河原は。まさか雨の日までいるとは思わなかった。
「沙夜はさ、ここ気に入ってるの？」
「そこそこね。ここでいつも待ち合わせしてるから、待ってるだけなんだけどね」
「待ち合わせ……それは毎日来なきゃいけないね。」
俺が来ていない間に彼女と誰かは会っているのか。もしくはずっと来なくて毎日待っているか……それなら、沙夜はどれだけ心が広いのか。
「でも、今日は来ないと思うなぁ」
「雨だからね。なのに待っている君はすごいと思うよ」
「そう？でも、とても大切な人がいつ来るか分からなかったらずっと待つでしょう。」
「……俺はどうかな。」
大切な人っていうのがよく分からない。
「そっか。君にはまだいないのかな……」
「その、大切な人に会えたら君はもう来ない？」
「多分ね。」
「へえ…」
俺らしくないな。その、沙夜の大切な人っていうのがいつまでも来なければいいのになんて思ってしまった。
続く (更新停止中)
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天空(プロフ) - こはくさん» こんばんは!毎度ありがとうございますっ!今作はとりあえず切なさを求めております(笑)アニメでかぐら君、すっかり元気になってくれて本当に良かったですよね!!今作含む他二作の小説は私が描いていく物なのでかぐら君らしくを描いていけるように頑張らせていただきます!! (2017年11月5日 22時) (
レス) id: 3905a25e6e (このIDを非表示/違反報告)
こはく - こんばんは。新しい連載を始められたのですね！今作は他の二作品とはまた違った雰囲気みたいなので、今後の展開が気になります。アニメの方はかぐら君が無事に立ち直ってくれて一安心しました！彼の未来に幸あれ...と願うばかりです。今作も応援してます！！ (2017年11月5日 19時) (レス) id: 213f342ae4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天空 | 作成日時：2017年11月5日 12時
