隣の背番号６番君に恋した私【HQ!!】 (ページ5)

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縁下君はページ5

「縁下君……あのさ、」

「縁下君が鬱陶しくて嫌われるわけないじゃん…っ！むしろ、優しくて、頼りになって、好かれるタイプじゃん…っ
！だから自分に自信持ってよ…！」

…ああ、縁下君は"あの子"に似ている

縁下「！…A……」

って、ちょっと情に熱くなりすぎた！！？

「ごごごごめん！なんか勝手に1人で熱くなっちゃって！……でも、今の言葉は本当だよ…」

もーー私何勝手に"あの子"とリンクさせて
こんなこと言っちゃったんだろ…

縁下「そっか、……ふふっ、嬉しい…すっごく嬉しい…(ﾆｺｫｯ)」

縁下君………

縁下「俺、過去にちょっとあって自分にあんま自信が持てなくなっちゃったんだけどさ、今のAの言葉でちょっと自信ついたよ……一生懸命言ってくれたからね」

そう顔を綻ばせる縁下君……
過去になんかあったんだ………そういえば
一時期部活にこなかったことがあったっけ？

それが原因かなあ……わからないけど

「ならよかった…！縁下君は大丈夫そうで！」

"あの子"は……

縁下「……俺『は』………？」

あっやばい！口が勝手に…！！

「ご、ごめん！今のは聞かなかったことにして…！」

私が勢いよくお願いしたら縁下君は
ちょっと慌てて

縁下「あっ！あ、うん…わかった」

と言ってくれた…察してくれたのかな……

「って！もう周りの子帰ってる……！！？」

私たちだけじゃん！！なりりんは…校門かな…

縁下「ほんとだ、じゃあ帰るか」

「うん！あ、多分外になりりんもいると思うから3人で一緒に帰ろ〜！」

そういうと縁下君は、あーっと言った

縁下「木下っていう俺の友達も一緒でいいかな…？」

木下……あ！バレー部の

「木下って、バレー部の木下君？」

そういうとコクリと頷く

「絶対気まずくなっちゃうと思うけど……いいよ！4人で一緒に帰ろう！」

木下君…も縁下君と同様、あんまり話したこと
ないからな〜…でも縁下君と仲良くなれたし

木下君とも大丈夫かな！

縁下「うん、じゃあ早めに校門行こっか」

私たちは２人で教室をあとにした