60話…緑がいいかな ページ10
楽しくも辛くもあった旅行は、終わりを告げた。学校の前でバスから降りてそれぞれ帰路に着く。
らだ「A〜！日常組！このまま俺ん家でお泊まり会しない？」
「もう着替え持ってないから１回家帰ってもいい？」
らだ「おk」
ぴく「俺も泊まっていいすか？」
バド「俺らは勝手に凸るで〜」
らだ「1時間後に俺ん家来てねー」
らっだぁ達の迎えの車が来て車の窓から手を振る皆がどんどん小さくなっていく。
皆と別れたら静かになった。何か少し寂しいな。
妖怪「寂しいか？お嬢ちゃん」
浮遊してる妖怪なんて久しぶりに見た。大体の妖怪は何かに憑依してることが多いからね。
妖怪「俺は百夜悩み事があるんだろ？聞いてやるぜ？
妖怪と恋したのか？」
しかも心読むタイプとか厄介でしかない。
妖怪「www、邪険にするなよ！おれはただ暇潰しがしたいだけさ！
そう言えばお嬢ちゃん、不吉な相が出てるぞ？
春の電車には気を付けろよ」
春の電車？どういう意味だ？
妖怪「そのままの意味さ。
そう言えばお嬢ちゃん、明日から夏祭りがあるだろ？
家には帰るな。祭りに参加するんだ」
家に帰るなって何があるんだろ？らっだぁの家にお泊まり会するからどの道帰らないけど。
妖怪「お嬢ちゃんの妖怪からの加護もその日消えるから絶対家には帰るな。
帰ったら死ぬぞ？」
妖怪の言葉に振り向いたが、さっきまで後ろから話しかけてた筈の妖怪はいなくなってた。
そう言えば昔祖母が話してたな。
百夜と言う妖怪は未来を見る事が出来るから百夜の言う事は必ず当たるって。
さっきの奴と決まったわけじゃないけど、肝に銘じておこう。
あれから1時間が経過した。
今らっだぁの家に居るんだけど、何故か運営のお母さん達に着せ替え人形にされてる。
バ母「だから！Aちゃんにはこの浴衣が1番似合っとるんよ！」
ら母「そうじゃないんだって！Aちゃんには青が似合ってるの！」
レ母「2人とも落ち着いて、間とって赤にしましょう？」
コ母「ここは紺よ。Aちゃんに派手な色は似合わないわ」
緑母「Aちゃんは何色がいい？」
「うーん、」
たくさん置かれた着物達。どれを見てもとっても綺麗で、それぞれが存在感を放っていた。
その中で、私が手に取ったのは緑色の生地に色とりどりの蝶が描かれている着物だった。
緑母「あの子も自分のイメージカラーを着て貰えて喜ぶわ」
後ろでブーイングしてる運営のお母さん達は無視しとこ。
61話…狐舞→←59話…好きだよ。ぺいんとside＋お知らせ？
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紫華 - すいません！「我々孤児院の日常」、ロックがかかっていて‥‥‥ (4月20日 20時) (
レス) @page18 id: 05d494a2cd (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白(プロフ) - とても面白かったです。個人的にはオチも結構好きでしたよ‼︎他の小説も読ませて頂きますね‼︎応援してます‼︎Twitterフォローも失礼します (2022年10月2日 22時) (レス) @page18 id: 071b8e6376 (このIDを非表示/違反報告)
りゅうか - すごくおもしろかったです!主人公よかったね(泣)w最後のワイテルズ達との会話ですべて紐解けて[なるほど]と思いました！他の小説も応援してます！ (2020年8月22日 7時) (レス) id: 5138a93295 (このIDを非表示/違反報告)
モルモット(プロフ) - ありがとうございました (2020年8月21日 13時) (レス) id: 385f95511b (このIDを非表示/違反報告)
ライ - END気になる (2020年8月18日 20時) (レス) id: f5181ae4ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モルモット | 作成日時：2020年8月6日 11時
