３６話…文化祭 ページ36
あれから他のメンバーとも合流して人間界に戻ってきた。
皆の好みはわからなかったけど他の妖狐と関われたし楽しかった。
さて、それは一旦置いといて今は左腕に巻き付いたオスマン先輩と反対側から抱き付いてるらっだぁをどうするか考えよう。
オス「だーかーらー、先輩に譲るべきだと思うめぅよ？」
らだ「後輩に譲ろうって言う気持ちは無いみたいっすねー？」
あぁー、板挟み辛いんじゃー。
「二人とも一回落ち着きましょう？ね？」
オス「落ち着いてるめぅよ。一緒に回ろうや」
らだ「俺はAと今日一緒に回る約束してたので。ね？」
「う、うん。オスマン先輩、今回は先にらっだぁと回る約束してたので」
トン「オスマンさーん、まだ生徒会の仕事残ってますねぇ！はよやんで」
ちょうど良いタイミングで来たトントン先輩に回収されていったオスマン先輩。
トントン先輩また目の下の隈濃くなったなぁ。
らだ「Aー？俺と居るときに違うこと考えないでくださーい」
「…はいはい。それで、何処から回る？」
らだ「あっち！」
らっだぁが指差したのはたこ焼き屋さんだった。
らっだぁに手を引かれて連れてこられたたこ焼き屋さんは香ばしい匂いが漂っている。これはお腹空くわ。
二人で半分ずつお金を出してたこ焼きを買った。
らだ「A、A、あーんってして？」
らっだぁがキラキラした目でこっち見てる。爪楊枝でたこ焼きを１つ取ってらっだぁの口に運んだ。
らだ「あーん」
声を出しながらたこ焼きを食べた。小動物みたいで可愛いな。ハムスターとかリスとかその辺っぽい。
らだ「お返しね」
今度はらっだぁがたこ焼きを爪楊枝でさして私の口まで持ってきた。
「ちょっ、良いよ。恥ずかしいし」
らだ「やだ」
ぐいっと口に押し込まれた。めっちゃ美味しい。
らだ「めっちゃ美味しそうに食べるじゃん」
「めっちゃ美味しいからね」
その後、他にも食べ物系の屋台を転々と回ってお腹も膨れた。
らだ「あー、そろそろ俺時間だ」
時計を見るとらっだぁが店番する時間の２分前だった。
らだ「もっとAと一緒に回りたかったー」
「早く行ったら？」
らだ「むーっ、ならさ、」
らだ「「また来年も一緒に回ろ？」」
「でしょ？」
らっだぁは満足そうに教室に向かって走っていった。耳がほんのり赤い気がしたけどたぶん気のせいだな。
さっきまでらっだぁと回っていたからか、一人になったら少し寂しくなった気がする。
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ぴく(プロフ) - 社会人なるまで描くの良いと思います！最近見始めました！！ (2020年9月21日 12時) (
レス) id: 0dfcf80db5 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - Twitterフォローしたんですが伝え方がわからなくて、、コメ欄で伝えます笑 (2020年8月16日 0時) (レス) id: 00103a5288 (このIDを非表示/違反報告)
(\\~\\)めじぇのさぷ - あっち！こっち！そっち！ボッチ！？！？なんていい掛け声なんだ……(使お) (2020年8月15日 2時) (レス) id: 7ce5097465 (このIDを非表示/違反報告)
KANASA19760527(プロフ) - pkさん妖怪説 (2020年7月19日 22時) (レス) id: 386a561804 (このIDを非表示/違反報告)
馬鹿の者 - クラスが一緒でんかよく〜はらっだぁと日常組の事です() (2020年7月18日 9時) (レス) id: e5eb2b3e4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モルモット | 作成日時：2020年6月9日 14時
