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35話…命の石 ページ35

暫く食べたり飲んだり、他の妖狐とお話ししたりして楽しんだ。

「ちょっと外行ってくるね」

風に当たりたくなって席を立とうとした。すぐそこだし大丈夫だろう。

きり「目に見える範囲にしてね?」

「わかってるよ」

立ち上がって少し外に出ようと障子に手をついた時だった。

突如浮遊感に襲われて下を見た。真っ暗な空間が広がってて落ちてるんだとわかった。

きり「Aっ!」

きりやんに手を伸ばしたけど空を切って下に落ちていった。



どのくらい落ちてるのかもわからない。上も下もわからない。

やっと光が見えてきてそこに向かって手を伸ばすと木を掴んだ。

重力にしたがって体重で体が下に行く。なんとか木にぶら下がれた。

ゆっくり木を足場にして地面に降りていく。最後で滑ったけどまぁ怪我最小限に防げたし上々でしょう!

てかここどこだよ!回り見ても森しか無いし。どこに飛ばされたんだよ。

??「ふーん?この子がワイテルズの新しい恋人?」

声が聞こえてそっちを見るといかにも女王って感じの狐が居た。

あー、さっきシャークんにベタベタしてた奴か。

妖女「これ、シャークんときんときの“特別な物”じゃない。あなたなんかが使って良いものじゃないわよ」

簪に手を掛けられて外される。ネックレスも取られてしまった。

妖女「…これが何の意味か分かる?」

「意味?」

妖女「あら、そんな事も知らない低級なのね。良いわ。教えてあげる。

これはね、命の石なの。シャークんときんとき、二人のね」

「命の石…?」

妖女「はぁ、呆れた。そんな事も知らないの?命の石は妖狐の力の源よ?」

あの二人そんな大事なもの私に預けたんだ。

「なら取られちゃダメだね」

妖狐女の手から簪とネックレスを取って走る。

??「もう大丈夫だよ」

優しく誰かに抱き締められた。声や匂いで何と無く誰かわかった。

「シャークん!何でここがわかったの?」

鮭丸「石が居場所を教えてくれたんだよ」

手に持ってる簪とネックレスを指差して教えてくれた。命の石すげぇ。

ぶる「もー、A。メンバーから離れちゃダメじゃんか〜」

食べ物に釣られて置いてったくせに。

鮭丸「ぶるーく、Aの耳塞いどいて」

ぶる「はーい」

ぶるーくの手が耳に当てられる。

シャークんと妖狐女が話してたら妖狐女がどんどん青ざめていった。

シャークんがこっちを向いてぶるーくが手を離した。

何話してたんだろ?まぁいっか。

「二人とも来てくれてありがとう」

36話…文化祭→←34話…お祝い(番外編)



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ぴく(プロフ) - 社会人なるまで描くの良いと思います!最近見始めました!! (2020年9月21日 12時) (レス) id: 0dfcf80db5 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - Twitterフォローしたんですが伝え方がわからなくて、、コメ欄で伝えます笑 (2020年8月16日 0時) (レス) id: 00103a5288 (このIDを非表示/違反報告)
(\\~\\)めじぇのさぷ - あっち!こっち!そっち!ボッチ!?!?なんていい掛け声なんだ……(使お) (2020年8月15日 2時) (レス) id: 7ce5097465 (このIDを非表示/違反報告)
KANASA19760527(プロフ) - pkさん妖怪説 (2020年7月19日 22時) (レス) id: 386a561804 (このIDを非表示/違反報告)
馬鹿の者 - クラスが一緒でんかよく〜はらっだぁと日常組の事です() (2020年7月18日 9時) (レス) id: e5eb2b3e4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モルモット | 作成日時:2020年6月9日 14時

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