３４話…お祝い（番外編） ページ34
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今回は番外編です。言うならば特別編ですね！
これからも、「え？モブっすけど？」をよろしくお願いします！
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小さい頃から他の人には視えないものが視えていた。両親はそれを理解してくれなくて、一時期は私は頭が可笑しいのだとすら思った。
しかし、祖母は視える人で祖父もそれを理解してくれた。
私は変なことばかり言う子だと友達も居なかった。
よく晴れた日に１人で電車に乗って祖父母の家に遊びにいった。
ゴム製のボールを持って祖父母の家の近くにある公園に遊びにいった。
その日は珍しく誰も居らず、１人でサッカーのリフティングをしていた。
蹴り損ねたボールが転がっていったから追い掛けていくと急に妖怪が出てきた。
妖怪はボールで遊び始めてしまった。
「ボール返して」
本来妖怪には声をかけてはいけない。
視える人間はなかなか居ないから妖怪は視える人間を玩具にするからだ。
だけど幼い私はそんな事も知らずに反応してしまった。
妖怪はボールを抱き抱えて離すまいとしている。
「返してってば！！」
祖父から貰ったボールを取られて私は泣き出してしまった。
妖怪からしたらそれすらも面白くて気持ちの悪い笑顔を浮かべている。
「かえしてよ！」
子供「ママー、あの子何してるのー？」
母親「しっ、あの子に関わっちゃダメよ」
そんな親子の会話が聞こえてくる。またやってしまった。
？？「これ持って帰って」
急にボールを渡された。上を見ると逆光で顔は見えなかったが男の人だ。
「あれ？おばけは？」
？？「もう居ないから」
「ありがと！お兄ちゃん優しいね」
？？「っ、名前は何て言うの？」
「私Aっていうの！」
？？「そう。また会うことになると思うよ」
男の人は笑ってどこかに行ってしまった。
祖父母の家に帰ってその日の事を話すと祖母にものすごく怒られた。
妖怪に名を証すと言うのは相手に服従を誓うことになる。
下手すれば契約されて一生妖怪に良いように使われる危険があると何度も説明された。
祖母は心配してくれているのだと今ならわかるが当時は説教されて泣いていた。
？？「…、A、A！」
誰かの呼ぶ声で目が覚めた。覚醒しきらない頭で１番最初に捉えたのはぴくとくんだった。
「あれ、ぴくとくん」
ぴく「下校時間だよ」
ぴくとくんに手を引かれて校門を抜けた。
何で昔の夢見たんだろ？まぁいっか。
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ぴく(プロフ) - 社会人なるまで描くの良いと思います！最近見始めました！！ (2020年9月21日 12時) (
レス) id: 0dfcf80db5 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - Twitterフォローしたんですが伝え方がわからなくて、、コメ欄で伝えます笑 (2020年8月16日 0時) (レス) id: 00103a5288 (このIDを非表示/違反報告)
(\\~\\)めじぇのさぷ - あっち！こっち！そっち！ボッチ！？！？なんていい掛け声なんだ……(使お) (2020年8月15日 2時) (レス) id: 7ce5097465 (このIDを非表示/違反報告)
KANASA19760527(プロフ) - pkさん妖怪説 (2020年7月19日 22時) (レス) id: 386a561804 (このIDを非表示/違反報告)
馬鹿の者 - クラスが一緒でんかよく〜はらっだぁと日常組の事です() (2020年7月18日 9時) (レス) id: e5eb2b3e4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モルモット | 作成日時：2020年6月9日 14時
