３２話…準備 ページ32
町は日がゆっくりと顔を出し始めてる。私は町外れの山へと走っていた。
赤い鳥居が見えてきて走るのを辞めて歩いた。
私の目の前を小さな蛍が通り過ぎていった。その蛍を目で追いかけるとシャークんが居た。
「おはよう。シャークん」
鮭丸「おはようA」
シャークんと一緒に中に入るとぶるーくが赤い着物を持って待ってた。
ぶる「あー！Aおはよう！これ着てこれ着て！」
「おはようぶるーく。ありがとう」
ぶるーくが赤い着物を渡してきた。それに袖を通していたらきりやんが座敷から顔だけ覗かせた。
きり「待ってね、今Nakamuの着付けしてるから」
「はーい」
縁側に座ってぶるーくとシャークんと３人でお喋りしてたらきりやんが来た。
きり「お待たせ。そこに立ってー」
言われた通り立ったらきりやんがてきぱきと着付けをしてくれる。後ろの方で太鼓結びをしてくれた。
「可愛い！ありがとうきりやん」
ぶる「やっぱりAには赤が似合うな〜」
きり「はぁ！？黄色ですぅー」
どっちも綺麗な色だと思うけどな。
鮭丸「Aこれさして」
緑の宝石が細工された綺麗な銀の簪を持ってきてくれた。
「めっちゃ綺麗」
鮭丸「俺が髪型整えても良い？」
「うん！お願い」
シャークんに背中を向けて髪の毛をまとめてもらう。ちょっと不器用だけど優しく解いてくれるから心地良い。
きん「おはようA。あれ、珍しい。シャークんが髪の毛結ってる」
既に着物に着替えてるきんときが入ってきた。
「おはようきんとき。シャークんが簪さしてくれるんだって」
きん「へー？シャークんがねぇ、そうだ。俺もこれあげる」
きんときが何もない空中に手を振ると綺麗なネックレスが出てきた。
「すご。今のどうやったの？」
きん「うーん、そこかぁw」
「うそうそ、凄い綺麗だね」
真ん中に青い宝石が埋め込まれてて綺麗なネックレス。
きんときが抱き付くような体勢で首に着けてくれた。
「ありがとうきんとき」
鮭丸「できたよ」
きんときが近くにあった鏡をとってくれた。
「めっちゃ可愛い。ありがとうシャークん」
ぶる「あっ、耳生やしてない」
きりやんと言い争ってたぶるーくがこっちにきて頭に二回ポンポンって触った。
「なんも変化無いけど」
きんときが鏡を見せてくれた。確かに狐の耳が生えてた。
「すご」
ぶる「お揃いだぁ」
ぶるーくが頭に手を当てると耳がぴょこんと生えた。可愛い。
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ぴく(プロフ) - 社会人なるまで描くの良いと思います！最近見始めました！！ (2020年9月21日 12時) (
レス) id: 0dfcf80db5 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - Twitterフォローしたんですが伝え方がわからなくて、、コメ欄で伝えます笑 (2020年8月16日 0時) (レス) id: 00103a5288 (このIDを非表示/違反報告)
(\\~\\)めじぇのさぷ - あっち！こっち！そっち！ボッチ！？！？なんていい掛け声なんだ……(使お) (2020年8月15日 2時) (レス) id: 7ce5097465 (このIDを非表示/違反報告)
KANASA19760527(プロフ) - pkさん妖怪説 (2020年7月19日 22時) (レス) id: 386a561804 (このIDを非表示/違反報告)
馬鹿の者 - クラスが一緒でんかよく〜はらっだぁと日常組の事です() (2020年7月18日 9時) (レス) id: e5eb2b3e4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モルモット | 作成日時：2020年6月9日 14時
