２７話…交渉？ ページ27
１００年に一回。人間にはとても想像できない頻度だ。やっぱり人と妖怪の時間は違うなと痛感する。
そんな事よりも、皆の元婚約者。どんな妖狐なんだろう。可愛い系？綺麗系？それともかっこいい系？うーん、色んな系統があるからなぁ。
ぶる「A〜、難しい顔してどうしたの〜？」
縁側で考え込んでいると後ろからぶるーくが乗ってきた。重い。
「うーん、私も妖狐の集会に一緒に行きたいなって思って」
ぶる「んー、良いけどさぁ、文化祭はどうするの〜？」
そうだ、文化祭と被ってるんだったぁ。
「あー、文化祭は職権乱用してどうにかするよ」
ぴくとくんからっだぁ辺りに文句言われそう。
らだ「えー！何で〜？一緒に回りたーい！」
何て言うらっだぁが容易に想像できてしまった。
ぶる「良いよ！僕が責任もってエスコートしてあげる〜」
「本当！ありがとう！」
ぶる「所で何しに行くの〜？人間の行くような所じゃないよ〜？」
まさか皆の元婚約者が気になるなんて言えない。でもきっと皆の好みの狐なんだろうなぁ。
「あー、その、皆以外に狐の妖怪って見たこと無いから、どんな人たちがいるのかな〜？って思って」
ぶる「ふーん、そうなんだ」
ぶるーくがなんかちょっと不機嫌になった。何でだよ。
ぶる「あ、そうだ、妖狐の集会に行くなら耳生やして狐の匂いと着物着付けなきゃだー」
「えっ、着物はきりやんとか着付けられそうだけど耳とか匂いまでは無理だよ」
ぶる「耳はねー、僕がポンって生やすよ！」
「それ大丈夫なの？」
ぶる「大丈夫大丈夫〜、たぶん」
最後小さくたぶんって言ったの聞き逃さないからね？！
ぶる「匂いは、うーん、僕の着物着せたら大丈夫か！」
「なるほど！それなら大丈夫かも！」
きり「何の話してるの？」
エプロンを外したきりやんが後ろから来た。
ぶる「あのね〜、Aを妖狐の集会に連れていく計画〜」
きり「はぁ！？ダメだよ！」
「何で」
きり「妖怪ばっかりで危険だから。人間の女の子が行くような所じゃないよ」
ぶる「大丈夫大丈夫〜、僕がちゃんとエスコートするから！」
きり「…本当に？」
ぶる「うん！」
きり「はぁ、誰かメンバーの側から離れたらダメだからね？」
「うん！ありがとう！」
諦めたのか隣に座ってるきりやん。そんなに危険なのか。
とにかく、皆の好みが知れると思ったら凄く気持ちが弾んだ。それと同時に、やっぱり不安もあった。
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ぴく(プロフ) - 社会人なるまで描くの良いと思います！最近見始めました！！ (2020年9月21日 12時) (
レス) id: 0dfcf80db5 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - Twitterフォローしたんですが伝え方がわからなくて、、コメ欄で伝えます笑 (2020年8月16日 0時) (レス) id: 00103a5288 (このIDを非表示/違反報告)
(\\~\\)めじぇのさぷ - あっち！こっち！そっち！ボッチ！？！？なんていい掛け声なんだ……(使お) (2020年8月15日 2時) (レス) id: 7ce5097465 (このIDを非表示/違反報告)
KANASA19760527(プロフ) - pkさん妖怪説 (2020年7月19日 22時) (レス) id: 386a561804 (このIDを非表示/違反報告)
馬鹿の者 - クラスが一緒でんかよく〜はらっだぁと日常組の事です() (2020年7月18日 9時) (レス) id: e5eb2b3e4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モルモット | 作成日時：2020年6月9日 14時
