え？モブっすけど？

１２話…テスト勉強 ページ12

『カリカリカリ』

ペンの走る音だけが図書室に響く。たまには聞こえるページをめくる音が聞こえる。

らだ「…はー？何これ？ちょっとAー？これ何？」

「んぁ？あー、連立方程式？ここの１番目の式のXから２番目の式のXを引いたら０になるでしょ？だからyだけの計算が成り立つ。

yの値が出たら１番目の式のyに代入したらXの答が出るんだよ。」

らだ「そっかぁー！流石！」

らっだぁは数学が苦手で五教科で唯一70点代だって言ってたなぁ。

レウ「？、んー、ん？」

ぴく「レウさんどこかわからないんですか？」

レウ「この作者の心情を読み取れって所がちょっと」

ぴく「あー、難しいですよね。ここは前のページのここの文から読み取れる所で大丈夫ですよ」

レウ「あー！そっか、これが不安になるのか！ありがとうございます」

レウさんは作者の心情か〜。

ふと隣でペンを走らせてる緑くんのノートを見た。ノートにはTNTと剣が書いてある。

バドさんはと言うとコンちゃんと一緒に勉強してる。因みにコンちゃんは席次学年３位だっけ。

司書「皆、もう下校時間よ。早く帰りなさい」

司書の先生に言われて皆それぞれ帰る。私はワイテルズの居る山へと向かった。






玄関を開けるとワイシャツの上からちゃんちゃんこを着ているスマイルに会った。

スマ「おかえり」

「ただいま」

二人で奥に入ると何故かこたつが片付けられてた。

「こたつどうしたの？」

きり「こたつむりが大量発生したから片付けたよ。こたつむり達、鍋勝手に食べてたし。ねー？」

きりやんのワントーン低い声に数人肩を揺らす殻を剥がされたこたつむり達。

きん「www」

のんきに笑ってるきんときとこたつむり達に少し同情してるシャークん。流石に二時間説教は大変だもんなぁ。

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