潜入捜査官やまだ(×ym) (ページ23)

今日:3 hit、昨日:9 hit、合計:30,377 hit

#[カフェ店員] ページ23

「あーー…平和だなぁ……」

「…平和ですねぇ…」

俺が新たな部署※『公安部特殊犯罪捜査潜入係』に配属されて2ヶ月。

特に大きな事件もなく、書類仕事をこなすだけの日々が続いていた。

平和なのはいいことなんだけど……

「暇だなぁ………」

「暇ですね……」

俺たちは暇を持て余していた。

「山田ぁ……なんか面白い遊びねぇの？」

「遊びって…大ちゃん、一応今俺たち勤務中ですよ…」

新しい部署にも慣れ、今では有岡さんのことを「大ちゃん」と呼べるまでに成長した。

でも未だに有岡さんとボス(薮さん)以外の先輩に会えていないんだけど、他の方々は今どこで何をしているんだろう。

確かあと2人いるって聞いたのに……

まぁ、そんなことは置いといて。

俺は着実に成長している。

きっとエリートのこの人たちに追いつくのも時間の問題！！

なはず、なんだけど………

「何サボってんだー、お前ら」

「「ボスっ」」

「お仕置きだよ？涼介♡」

「え、なんで俺だけ？！」

「はい、とりあえずこれ着て。」

ドサッと乱暴に置かれた紙袋の中に入っていたのは白いワイシャツと黒いエプロンに、黒いズボンと革靴…？

「これってまさか……」

「そのまさかだ！涼介！

お前は今から大学生になり、カフェ『Scramble』に潜入し、平和な空間をぶち壊した凶悪殺人犯をあぶりだしてこい！！」

「えぇぇぇぇぇぇ！？泣」

「頑張れ山田！！！！」

潜入捜査という特殊捜査には、

まだ慣れていない………

ーーーーーーーーーーーー

※『公安部特殊捜査潜入係』という課は実在しません。

これは妄想の世界ですので深く考えず物語をお楽しみください(⌒ ͜ ⌒)