▽ ページ13
「山田。有岡じゃなくて、俺の傍にいろよ。」
「……」
主犯を逃がした日の夜。
帰宅中の学校の先生が狙われ
新たな被害者が出てしまった。
「はぁ…高木はまた…
今回は失敗は許されない。今度こそちゃんと犯人を逮捕するぞ。
って、山田?」
日を改めて次の日。
昨日の傷はまだ癒えていないけど、俺たちはまたも主犯の尾行をしていた。
しているんだけど…
「…まだ怒ってんのか?勝手に話進めたのは悪かったって笑 ボスも謝ってたろ?笑」
「.…」
俺は昨日のことを許せないでいた。
「なんだよ…そんなに俺と一日一緒にいんの嫌か……」
「ちがっ、!…そうじゃないよ…」
確かに勝手に話を進められて、勝手に景品にされていたのには腹が立ったけど、
引っかかっているのはそこじゃなくて…
「…高木くんは本気で?俺と一日過ごしたいって言ってくれたのに…それを薮先生や有岡さんが笑うから……勇気を出した高木くんが可哀想で…」
「山田お前……本当にお人好しだなぁ……」
「む、有岡さん!まだ俺は許してないですからね!」
「はいはい笑」
「………きだ……////」
「高木くん?なんか言った?」
「いや、…今度!////今度必ず言うから…今はまだ、待ってくれ……////」
「?なんかよくわかんないけど…待ってるね?笑」
「っ〜〜!//////」
「おいおい、集中しろよお前…笑」
謎に顔を真っ赤にしている高木くんは置いといて、
有岡さんの一言で俺も気を引き締め尾行に集中する。
今度は主犯の優等生くんも、片手にバット、もう片方の手には変装用なのか、ヘルメットを持っている。
きっと、今回はまだ尾行がバレていない…
「…奴らが犯行を犯す素振りを見せたら即逮捕。高木は被害者を安全なところへ避難、山田と俺でオヤジ狩りグループを捕まえる。暴れるようなら手を出して構わない。」
「はい。」
「おい待てよ、俺にも犯人殴らせろ。」
「捕まえた後で好きなだけ殴らせてやるから笑」
「好きなだけはダメです…有岡さん…」
そうこうしているうちに、
優等生くんを始めとした犯行グループの面々が、ぞろぞろと動き始め、
「…行くぞ。」
「……」コクリ、
俺たちも後を追った。
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Hey!Say! JUMP(プロフ) - 続きが楽しみです! (2021年5月20日 18時) (レス) id: 8de6064f5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山田マンボウ | 作成日時:2020年7月10日 18時