▽ ページ23
八乙女side
「おっはよーーーー！！」
「…」
「おい、起きてんだろ？涼介くん？」
「朝からうるさい…」
「うるさいとはなんだ！ほら、検温だよ検温っ。」
「やだ。」
「なっ…！」
こいつはほんと…
「生意気なやつ…」
「薮先生は…？」
「残念だけど、薮は他の患者さん診てるから…」
「っそ…じゃあいいや。」
「じゃあいいやじゃないだろ体温は、か、れ！！」
「研修医のくせに、命令しないで。」
「もう研修医じゃねーし！！///ちゃんと試験合格して立派な医者になったんで！言うこと聞きなさい！！」
「…ほんとうるさい。熱もないし至って健康！！だから早く出てって！！！！」
「っ…！」
ーーーーーー
※
薮「で、のこのこ帰ってきたと…」
「し、しょうがないだろっ…出てけって言われたし…なんかいつもよりピリピリしてたし…」
「そっか〜」
「でも顔赤かったし、絶対熱あると思うんだよね…だから薮、後で…」
「なに、俺に行けと？涼介の担当は光だろ？」
「う…だって涼介くん、薮にしか心開いてないじゃん…」
「…涼介は…俺にだってまだ、本音で話してくれたことなんてないよ…」
「…え？」
「体調悪くても隠すし、勝手に病室抜け出すし。後で痛い目見るのは自分なのにな笑」
「はぁ…どうにかなんないの、それ…」
「あはは。…でも…、ほんとは涼介だって、普通の子供と変わらないってこと…知ってるから…」
「え、それってどういう…「薮先生、ちょっといいですか？」っ…」
「あ、はい。…悪いな、また後で。」
「ああ、うん。」
薮の言葉がずっと頭をぐるぐるしていて
なんだかモヤモヤする。
「涼介くんの様子、見に行かなきゃ…」
涼介くんは、俺が研修医だったときから担当につかせてもらっていて、結構長い付き合い。
だからといって、心を開いてくれるわけではなく…
涼介くんとの心の距離は遠くなるばかり…
どうにか助けてあげたいけど、
医者になったばかりの俺にはそんな力はないわけで…
マイナスなことばかり考え始めた頭をぶんぶん振り、頬をバチンっと叩いて気を引き締める。
よしっ。
「涼介く〜ん…？」
一応、あまり音をたてないようにそっと扉を引く。
「…あ」
涼介くんは、悪態をつくわけでもなく
天使のような寝顔で眠っていた。
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くるすけ - 更新待ってます！すごく面白くてお気に入りです！ (2019年8月9日 15時) (
レス) id: 8dac6d8dcd (このIDを非表示/違反報告)
涼介 - もう一回風邪で弱ってる山田くんがみたいです！！看病するのはベストの誰かで！よろしくお願いします (2017年2月16日 0時) (レス) id: 6fa2c940cb (このIDを非表示/違反報告)
山田マンボウ(プロフ) - R.Y kanoさん» 了解です！少し遅くなると思いますが気長に待って頂けるとありがたいです(´‘▽‘｀) (2017年1月8日 10時) (レス) id: dbfe6d342f (このIDを非表示/違反報告)
R.Y kano(プロフ) - 山田くんが誰と出かけるかをJUMPで言い争っていて最後は薮くん落ちというのを見たいです！！ (2017年1月7日 23時) (レス) id: a5bce0f0db (このIDを非表示/違反報告)
山田マンボウ(プロフ) - すずすけさん» 了解です！ありがとうございます(´‘▽‘｀) (2017年1月7日 1時) (レス) id: dbfe6d342f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田マンボウ | 作成日時：2016年11月11日 17時
